TOEICテストで目指す得点圏の指標として「スコア730」という数字がよく出てきます。TOEICの製作元であるETSが公表した資料によれば、TOEICスコア730点を突破する程度の英語コミュニケーション能力は次のようなレベルとされています。
・通常会話は完全に理解でき、応答もはやい
・どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている
・正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない
参照:「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」http://www.toeic.or.jp/toeic/about/data.html
この「スコア730」は、「英語資格試験難易度相関表」( http://www.tek.co.jp/OGAWA/chart.html )の中にも登場します。「英語資格試験難易度相関表」はTOEIC、TOEFL、英検といった英語能力試験の各レベルを比較したデータとして広く参照されているデータです。この中では、730点レベルは海外留学、外資系企業での勤務、英字新聞を辞書なしで読むといった事ができる水準とされています。ほぼ「英語を使いこなせる」と言えるレベルといえるでしょう。
また、スコア保持者の分布では「Aレベル」が全体の3%、「Bレベル」が全体の8%とされています。730点突破は、トップクラスのできる人々の側に位置することになります。