PROFICIENCY SCALEという「TOEICスコアと能力レベルの相関表」があります。そこではTOEICスコアがA~Eの5つに区分されています。その中でもBの区分(スコアが730~860)は「ビジネスで英語が活かせる」レベルと言えます。IIBCのTOEIC(R)スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表では、「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」と書かれています。このレベルでは、通常会話では支障なくコミュニケーションがとれ、ビジネスの業務などでも問題なくやり遂げられる実力があると言えます。
一方Cの区分(スコア470~730)では、「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」と書かれています。このレベルは、基本的な通常会話はできるが、複雑な場面になると支障がでてくるくらいと考えられます。
ビジネス上では複雑な場面は避けられないことから、Bとの決定的な差は「ビジネスで英語を活かせるか」という点と言えるでしょう。また、国際部門がある企業のTOEICスコアの基準として730点程度とされています。この事実からもBの区分のTOEICスコアは、ビジネスで英語を活かす基準ということができるでしょう。