TOEIC(R)テスト「IPテスト」は就活に不利か?

TOEICテストには全国一斉テストの「公開テスト」と、学校や企業が場所・日時を指定して団体受験する「IPテスト」という種類があります。(厳密にいえば、他にもSWテストやTOEIC Bridgeなどの種類もあります)。

単に「TOEIC」と言う場合は、公開テストが念頭に置かれていると考えてよいでしょう。では、就職活動などで公開テストではなくIPテストの結果(スコア)を書いてはいけないのでしょうか?

端的に回答するとすれば、「基本的にはダメではないが、ダメな場合もある」ということになるでしょう。

あくまで一般的な見解という但し書きがつきますが、就職活動で履歴書に書く情報としてのTOEICスコアは、公開テストでも、IPテストでも、特に問題視されない場合が多いといえます。取り立てて不利ということに成るケースは稀です。というのは、一般的企業への就活におけるTOEICスコアは、所詮は英語能力に関するアピール材料のひとつに過ぎず、そのため、そこまで厳密に試験区分の設定が設けられていないといえるためです。

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逆にいえば、TOEICスコアが選考の主な基準の一つとなる場面では、公開テストの結果が求められ、IPテストの結果はNGとされる場合があり得ます。例えば大学の推薦入試では、英語能力の証明としてTOEICスコアが多く用いられますが、「IPテストは付加」という条件がある場合が多々あります。あるいは、通訳案内士試験の筆記試験免除の条件には「TOEICテスト(公開テスト)で840点以上を得た者」といった条件がありますが、ここでは公開テストでのみ発行される「公式認定証」のみ有効としており、IPテストの結果は対象外となっています。

ひとつ確実にいえることがあるとすれば、公開テストの結果はいかなる場合にも問題ないということです。余裕があれば公開テストで結果を出しておくべきといえるでしょう。


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