TOEICテストのスコアは多くの学校や企業によって資格のように扱われていますが、英語力証明の資格として使えないことがあります。場合によっては、TOEICテストの利用が認められていない代わりに、TOEFLやIELTSのみが英語力証明の資格として使われていることがあります。
例えば、海外の語学学校や大学などの教育機関では、入学時の語学力の証明のためにTOEFLやIELTS、GMATなどの受験が必要とされ、TOEICスコアが使えない場合があります。また、2014年4月、イギリスのビザ取得申請にTOEICスコアは使えないものとされました。
また、企業の多くは採用や昇進の条件・指標としてTOEICを利用しますが、全ての企業がTOEICスコアを参照しているわけではありません。特に、外資系企業や外国語での会話力を重視している企業では、TOEICスコアが資格として使えず、TOEFLやGMATのスコアが重視される場合があるようです。
就職や進学のためにTOEICの受験を考えている方は志望先の募集要項を参照し、主な評価指標となる英語テストの種類を念のため確認しておきましょう。