英語能力を測る試験はTOEICテストだけでなく、他にも英語検定試験(英検)やTOEFLなどもあります。就職活動における英語能力のアピール材料として考える場合は、TOEICが比較的有利と言えるでしょう。
TOEICが有利といえる第一の理由は、選考指標として最も多く利用されている状況がすでに出来ている点です。新卒者の応募条件や役員登用の条件としてTOEICスコアを掲げているところも多いなど、TOEICは標準的な指標としての位置づけを確保しつつあると言えます。TOEICテストは全受験者が同じ試験を受け、試験結果はスコアとして無段階的に示される方式であるため、各受験者を比較しやすいという利点も挙げられます。ビジネスコミュニケーション能力を主眼においたテストとなっているため、企業側のニーズにもより適しているといえます。
しかし、だからといって英検やTOEFLのアピール材料としての価値が失われるわけでは決してありません。