「master」の意味は?どのように使う?
英単語「master」は、何かを統率したり指導する立場にある人や、特定の技術や技能において高い熟練度を持つ人を表す単語です。具体的には、「主人」や「支配者」のように人を統率する立場の人、または「師匠」や「親方」のように技術において優れた人を指します。ここでは、「master」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきましょう。
- 主人、支配者
- 技術や技能の師匠や親方
①「主人」「支配者」の場合の使い方
「master」は、「主人」や「支配者」という意味で使われることがあります。これは、何かを所有したり、統率する立場の人を指します。飼い主や、組織での責任者としての立場を表現する際に用いられます。
例文:The dog followed its master obediently.(その犬は主人に従順に従った。)
例文:He is the master of this domain.(彼はこの領域の支配者だ。)
例文:The master decided the plan for the team.(マスターがチームの計画を決定した。)
②「師匠」「親方」の場合の使い方
「master」は技術や技能において非常に優れた人、つまり「師匠」や「親方」を指す場合にも使われます。これは、特定の分野で熟練した人に対して敬意を込めて用いられる言葉です。
例文:He is a master of traditional Japanese pottery.(彼は伝統的な日本の陶芸の名匠だ。)
例文:The apprentice learned from his master every day.(見習いは毎日師匠から学んでいた。)
例文:She became a master chef after years of hard work.(彼女は何年もの努力を経て名シェフになった。)
実際の使用例
これまでに「master」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Who is the master of this ship?
(この船の船長は誰ですか?)
B: Captain Wilson is in charge here.
(キャプテン・ウィルソンがここを指揮しています。)
A: You’ve mastered the art of sushi making, haven’t you?
(君は寿司作りの技を極めたね?)
B: Yes, it took years of practice to get here.
(ええ、ここにたどり着くまでに何年も練習しました。)
「master」と似ている単語・同じように使える単語
expert
「expert」という単語も「熟練者」「専門家」という意味で、「master」と似た使い方をしますが、専門的知識や能力があることを強調します。
例文:She is an expert in computer programming.(彼女はコンピュータープログラミングの専門家です。)
guru
「guru」は「指導者」「達人」という意味で、特に精神的や指導的な分野で卓越した人物を指す時に使われます。
例文:He is a marketing guru known worldwide.(彼は世界的に知られたマーケティングの達人です。)
それぞれの使い分け方
「master」:特定の技能や技術で非常に熟練した人や、統率者を示す時に使います。
「expert」:専門的な知識や能力があることを強調する時に使います。
「guru」:特に指導的な分野で卓越した人物や精神的指導者を示す時に使います。
「master」を含む表現・熟語
「master」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① master plan(マスタープラン、基本計画)
例文:The city council approved the master plan for the new park.(市議会は新しい公園の基本計画を承認した。)
② mastermind(首謀者、計画者)
例文:She was the mastermind behind the successful campaign.(彼女が成功したキャンペーンの首謀者だった。)
③ master key(マスターキー、万能鍵)
例文:The janitor has a master key to open all the doors.(管理人はすべてのドアを開けることができるマスターキーを持っている。)
