「abuse」の意味は?どのように使う?
英単語「abuse」には「虐待」「悪用」「乱用」などの意味があります。この単語は、何かを不適切に使う状況や、物理的・精神的に危害を加えるケースで用いられます。ここでは、「abuse」のさまざまな意味とその使い方について、具体例を交えながら解説していきます。
①「虐待」の場合の使い方
「abuse」は「虐待」という意味でよく使われます。特に、人や動物に対して不適切な扱いをする状況で用いられます。
例文:The animal shelter rescues pets from abuse.(その動物保護施設は虐待からペットを救出します。)
例文:Child abuse is a serious issue that needs attention.(児童虐待は注意を要する深刻な問題です。)
例文:She reported the abuse to the authorities.(彼女は虐待を当局に報告しました。)
②「悪用」の場合の使い方
「abuse」は「悪用」や「乱用」という意味でも使われます。特に、権力や薬物などを不適切に利用する場合に用います。
例文:The politician was accused of power abuse.(その政治家は権力の悪用で告発されました。)
例文:The drug was abused by many teenagers.(その薬は多くの若者に乱用されました。)
例文:He abused his position to gain personal benefits.(彼は私的な利益を得るために自分の地位を悪用しました。)
実際の使用例
これまでに「abuse」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: How can we prevent child abuse in our community?
(私たちの地域で児童虐待をどう防ぐことができるでしょうか?)
B: Increasing awareness and support services is a good start.
(意識を高め、支援サービスを充実させるのが良いスタートです。)
A: Did you hear about the power abuse scandal?
(権力乱用のスキャンダルを聞きましたか?)
B: Yes, it’s shocking how some people misuse their authority.
(はい、何人かの人がどのように権力を悪用するかは衝撃的です。)
「abuse」と似ている単語・同じように使える単語
misuse
「misuse」は「誤用」「悪用」という意味があります。「abuse」と似た使い方ができますが、特に意図せずに間違って使うニュアンスが強いです。
例文:The misuse of this software can lead to data loss.(このソフトウェアの誤用はデータ損失につながる可能性があります。)
mistreat
「mistreat」は「虐待する」「粗末に扱う」という意味で、「abuse」に近い使い方ができます。特に、人や動物を不適切に扱うことを指します。
例文:It’s wrong to mistreat animals in any circumstance.(どんな状況でも動物を虐待するのは間違っています。)
それぞれの使い分け方
「abuse」:何かを不適切に使う、または危害を加えるときに使います。
「misuse」:主に意図せずに間違った使い方をするときに使います。
「mistreat」:特に人や動物を不適切に扱うときに使います。
「abuse」を含む表現・熟語
「abuse」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① substance abuse(薬物乱用)
例文:Substance abuse is a growing problem in many communities.(薬物乱用は多くの地域で増加している問題です。)
② verbal abuse(言葉の虐待)
例文:Verbal abuse can be just as damaging as physical abuse.(言葉の虐待は身体的虐待と同じくらい有害です。)
③ abuse of power(権力の乱用)
例文:The dictatorship was notorious for its abuse of power.(その独裁政権は権力の乱用で悪名高かった。)