「discord」の意味は?どのように使う?
英単語「discord」には「不和」「対立」「不一致」といった意味があります。音が不協和音を奏でる状況や、人々の間で意見が食い違う場面で使われることが多いです。ここでは、「discord」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきます。
・人間関係での「不和」
・コミュニケーションの「対立」
・音楽的な「不協和音」
①「不和」の場合の使い方
「discord」は、人間関係や意見の相違からくる「不和」を指すときに使われます。この言葉は、友人や家族、同僚の間で意見が対立している状況を表現するのにぴったりです。
例文:There was discord between the two friends over the decision.(その決定をめぐって二人の友人の間に不和が生じた。)
例文:Discord within the team led to ineffective performance.(チーム内の不和が非効率的なパフォーマンスを招いた。)
例文:The discord in the committee was evident during the meeting.(会議中、委員会の不和が明らかだった。)
②「対立」の場合の使い方
「discord」はまた、コミュニケーションや意見の「対立」を示す際にも用いられます。これは、異なる意見や考え方がぶつかり合う状況を表現するのに適しています。
例文:The political discourse was filled with discord.(その政治的な議論は対立に満ちていた。)
例文:Discord arose when the policy changes were announced.(政策変更が発表されたときに対立が生じた。)
例文:The discord between the departments hindered progress.(部門間の対立が進捗を妨げた。)
③「不協和音」の場合の使い方
音楽の世界では、「discord」は「不協和音」を意味します。これは、音の調和が取れていない状況や、不快に感じられる音の組み合わせを指します。
例文:The song ended on a note of discord, surprising the audience.(その曲は不協和音で終わり、観客を驚かせた。)
例文:The discord in the melody made it unique and memorable.(メロディの不協和音が、それを独特で記憶に残るものにした。)
例文:Musicians often use discord to create tension in a piece.(音楽家は緊張感を生むために不協和音をよく使う。)
実際の使用例
これまでに「discord」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Did you notice the discord between the team members?
(チームメンバーの間にある不和に気づいた?)
B: Yes, it seems like they can’t agree on the new strategy.
(うん、新しい戦略について合意できないみたいだね。)
A: The piece had a lot of discord, but it was very impactful.
(その曲には多くの不協和音があったけど、とても印象的だったね。)
B: Absolutely, it added a lot of depth to the music.
(本当に、音楽に深みを与えていたよね!)
「discord」と似ている単語・同じように使える単語
conflict
「conflict」という単語も「対立」や「争い」という意味があり、「discord」と似た場面で使えますが、特に物理的な争いや激しい対立を指す場合が多いです。
例文:The conflict between the two countries lasted for years.(二国間の対立は何年も続いた。)
disagreement
「disagreement」は「意見の不一致」や「反対」という意味で、「discord」に近い使い方ができますが、より穏やかな状況を表すことが多いです。
例文:There was a disagreement about the best course of action.(最善の行動についての意見の不一致があった。)
それぞれの使い分け方
「discord」:意見の食い違いや調和の欠如を示す際に使う。
「conflict」:物理的または激しい対立を示す場合に使う。
「disagreement」:意見の不一致を示すが、比較的穏やかな場面で使う。
「discord」を含む表現・熟語
「discord」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① sow discord(不和の種をまく)
例文:The rumor was spread to sow discord among the group.(その噂はグループ内の不和を煽るために広められた。)
② discordant note(不協和音)
例文:His comment struck a discordant note during the meeting.(彼のコメントは会議中に不協和音を響かせた。)