「forget」の意味は?どのように使う?
英単語「forget」は、何かを意識や記憶から抜け落とすことを指します。具体的には「忘れる」や「思い出せない」といった意味があります。また、何かを意識せずに見過ごす、あるいは置き忘れるといったシーンでも使われます。ここでは、「forget」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説します。
①「忘れる」の場合の使い方
「forget」は、何か重要なことを記憶から失ってしまう際に使います。たとえば、誰かの誕生日を忘れてしまったり、大切な約束を思い出せなかったりする場合です。
例文:I forgot her birthday last week.(先週、彼女の誕生日を忘れてしまった。)
例文:Don’t forget to lock the door.(ドアに鍵をかけるのを忘れないでね。)
例文:He forgot where he put his glasses.(彼は自分のメガネをどこに置いたか忘れてしまった。)
②「見過ごす・置き忘れる」の場合の使い方
時には、何かを意識せずに見過ごしてしまったり、あるいは物を置き忘れてしまうことがあります。このような状況でも「forget」を使います。
例文:She forgot her umbrella at the restaurant.(彼女はレストランに傘を置き忘れた。)
例文:Don’t forget your homework on the desk.(机の上の宿題を忘れないでね。)
例文:He often forgets names, even after being introduced.(彼は紹介された後でも、しばしば名前を忘れる。)
実際の使用例
「forget」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Did you remember to buy milk?
(牛乳を買うのを覚えてた?)
B: Oh no, I completely forgot! I’ll go back and get it.
(ああ、すっかり忘れてた!戻って買ってくるよ。)
A: I keep forgetting where I parked the car.
(どこに車を停めたか忘れちゃうんだよね。)
B: Maybe you should take a picture of the spot next time.
(次はその場所の写真を撮るといいかもね。)
「forget」と似ている単語・同じように使える単語
overlook
「overlook」は「見落とす」や「見過ごす」という意味で、「forget」と似ていますが、意識的ではなく無意識に何かを見逃しているというニュアンスがあります。
例文:The teacher overlooked a mistake in the assignment.(先生は課題の間違いを見落としてしまった。)
neglect
「neglect」は「無視する」や「おろそかにする」という意味で、「forget」と近い使い方ができますが、怠慢や注意の欠如を強調する際に使われます。
例文:He neglected his duties and missed the deadline.(彼は職務をおろそかにし、締め切りを逃した。)
それぞれの使い分け方
「forget」:記憶や意識から何かが抜け落ちるときに使います。
「overlook」:無意識に何かを見逃すときに使います。
「neglect」:怠慢や注意不足で何かをおろそかにするときに使います。
「forget」を含む表現・熟語
「forget」は単独で使われることが多いですが、いくつかの表現や熟語の中でも使われます。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① forget-me-not(忘れな草)
例文:She planted forget-me-nots in her garden.(彼女は庭に忘れな草を植えた。)
② forgive and forget(許して忘れる)
例文:They decided to forgive and forget the past.(彼らは過去を許して忘れることにした。)
③ forget oneself(無礼になる、我を忘れる)
例文:He was so excited that he momentarily forgot himself.(彼はあまりに興奮して、一瞬我を忘れた。)
