「per se」の意味は?どのように使う?
英単語「per se」は、物事をそのままの状態で捉えることを表現するラテン語由来の単語です。特に、「それ自体は」という意味で使われ、何かを他と切り離してそのままの状態で考えるときに使われます。ここでは、「per se」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきましょう。
「per se」の使い方
「per se」には「それ自体は」という意味があります。何かが他のものと関連付けられている場合でも、そのもの自体を強調するときに使います。子どもにもわかりやすく言うと、「これはこれ、それはそれ」って感じかな。
例文:This isn’t a bad book, per se, but it’s not what I was looking for.(これ自体が悪い本というわけではありませんが、私が探していたものではありません。)
例文:The job isn’t difficult, per se, but it requires a lot of patience.(この仕事自体は難しくありませんが、多くの忍耐を必要とします。)
例文:He’s not a bad person, per se, but sometimes he makes bad decisions.(彼自体は悪い人ではありませんが、ときどき悪い判断をすることがあります。)
実際の使用例
これまでに「per se」の意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれがどのように使われるかを見てみましょう。
A: Do you like spicy food?
(辛い食べ物は好き?)
B: Not spicy food, per se, but I love flavorful dishes.
(辛いもの自体は好きじゃないけど、風味豊かな料理は好きだよ。)
A: Is this movie funny?
(この映画は面白い?)
B: Not a comedy per se, but it has its moments.
(コメディそのものではないけど、面白いところがあるよ。)
「per se」と似ている単語・同じように使える単語
intrinsically
「intrinsically」という単語も「本質的に」「内在的に」という意味があり、「per se」と同様に使えますが、特に物事の本質に注目するときに用いられます。
例文:The idea isn’t bad intrinsically, but it needs more development.(そのアイデア自体に問題はないが、もっと発展が必要です。)
essentially
「essentially」は「本質的に」「基本的に」という意味で、「per se」に近い使い方ができます。特に物事の基本的な性質を強調するときに使われることが多いです。
例文:Essentially, the course is about understanding human behavior.(基本的に、このコースは人間の行動を理解することに関するものです。)
それぞれの使い分け方
「per se」:それ自体を強調したいときに使います。
「intrinsically」:物事の本質に注目するときに使います。
「essentially」:物事の基本的な性質を強調するときに使います。
