「reason」の意味は?どのように使う?
英単語「reason」は、物事が起こる背景や根拠を示す考えや説明を表す単語です。また、論理的に考えたり判断したりする能力も意味します。具体的には「理由」「動機」「理屈」「理性」などの意味があります。ここでは、「reason」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきます。
①「理由」「わけ」の場合の使い方
「reason」には、「理由」や「わけ」という意味があります。何かがなぜ起こったのか、または何かをする理由について説明するときに使います。
例文:The reason for his absence was not clear.(彼の欠席の理由は明確ではなかった。)
例文:She gave a reason for her decision.(彼女は自分の決定の理由を説明した。)
例文:Can you tell me the reason why you are late?(なぜ遅刻したのか理由を教えてくれますか?)
②「理性」「判断力」の場合の使い方
論理的に考える能力や理性的な判断を示すときにも「reason」は使われます。この意味では、感情に流されずに冷静に考えたり判断したりする力を表します。
例文:He always tries to act with reason.(彼は常に理性をもって行動しようとする。)
例文:In heated debates, it’s important to maintain reason.(激しい議論では、理性を保つことが重要です。)
例文:She has a strong sense of reason.(彼女は強い判断力を持っている。)
実際の使用例
これまでに「reason」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次は、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: What’s the reason for this delay?
(この遅延の理由は何ですか?)
B: There was heavy traffic on the way.
(途中で交通渋滞がありました。)
A: You need to use reason when making such important decisions.
(そんな重要な決定をするときには理性を使う必要があるよ。)
B: I understand, I’ll think it through carefully.
(わかりました、慎重に考えてみます。)
「reason」と似ている単語・同じように使える単語
cause
「cause」という単語も「理由」や「原因」という意味で、「reason」と似た使い方ができますが、特に何かを引き起こす作用を強調する際に用いられます。
例文:The heavy rain was the cause of the flood.(大雨が洪水の原因だった。)
logic
「logic」は「理論」や「論理」という意味で、「reason」に近い使い方ができます。特に論理的な思考や推論を強調したい場合に使われます。
例文:The argument lacked logic.(その議論には論理性が欠けていた。)
それぞれの使い分け方
「reason」:一般的な理由や理性的な判断を示すときに使います。
「cause」:何かを引き起こす物理的・直接的な原因を強調するときに使います。
「logic」:論理的な思考や理論を強調したいときに使います。
「reason」を含む表現・熟語
「reason」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみます。
① reason with someone(人を説得する)
例文:He tried to reason with her, but she didn’t listen.(彼は彼女を説得しようとしたが、彼女は聞かなかった。)
② beyond reason(理性を超えている)
例文:His anger was beyond reason.(彼の怒りは理性を超えていた。)
③ for some reason(何らかの理由で)
例文:For some reason, the computer won’t turn on.(何らかの理由で、コンピュータが起動しない。)