英語「tend to」の意味や使い方は？例文を交えて解説

「tend to」の意味は？どのように使う？

英語の表現「tend to」は、何かの状態や行動に向かいやすい性質や傾向を持つことを表します。具体的には、「…の傾向にある」「しがちである」「なりやすい」といった意味で使われます。このフレーズは日常会話や文章の中で、人や物事がどういう状態に向かいやすいかを説明するのに便利です。ここでは、「tend to」のさまざまな使い方についてわかりやすく解説していきます。

「tend to」の使い方

「tend to」は、何かをしやすい、またはそうなる可能性が高いといった状況を説明するのに使われます。例えば、人がある行動に陥りやすい場合や、天候がどう変わりやすいかを述べるときに使われます。

例文：Children tend to imitate their parents.（子供は親の真似をしがちである。）
例文：Older cars tend to break down more often.（古い車は故障しやすい。）
例文：People tend to be happier in the summertime.（人々は夏の間、幸せになる傾向がある。）

実際の使用例

これまでに「tend to」の使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でどのように使われるかを見てみましょう。

A: Why do you think he’s always late?
（彼がいつも遅れるのはなぜだと思う？）

B: Well, he tends to underestimate the time it takes to get places.
（うーん、彼は移動にかかる時間を過小評価しがちだからね。）

A: That makes sense. Some people just tend to be like that.
（なるほど。そういう傾向のある人もいるよね。）

「tend to」と似ている表現・同じように使える表現

incline to

「incline to」も似たような意味を持ち、何かをする方向に心が向くことを表します。「tend to」と同様の意味で使われますが、少しフォーマルなニュアンスを持つことが多いです。

例文：She inclines to agree with you.（彼女はあなたに同意する傾向があります。）

be prone to

「be prone to」は、特に好ましくないことや望ましくないことを起こしやすい場合に使います。「tend to」と似ていますが、負の意味合いが強調されます。

例文：He is prone to making careless mistakes.（彼は不注意なミスをしがちです。）

それぞれの使い分け方

「tend to」：一般的な傾向を示す際に使います。
「incline to」：フォーマルな場面で傾向を示す際に使います。
「be prone to」：特に好ましくない傾向を示す際に使います。