いわゆる中学英語レベルでTOEICテストを受験した場合に期待できるスコアは、参照するデータによって大きく違ってきますが、基本的には400点以下、200~300点台と考えることができます。
【1】
TOEIC公式ウェブサイト上で公開されている「2013年度 受験者数と平均スコア」の資料の中に掲載されている「スコア比較表」では、高校、大学、社会人の各事業部門ごとにスコアの目安が並べられています。
この中で、高校生のTOEICテスト平均的スコアが「398点」と位置づけられています。中学は(TOEICテストには)記載がありません。
【2】
英検(英語検定試験)の公式ウェブサイトには、各級にチャレンジする「推奨目安」として次のように記載しています。
・英検3級:中学卒業程度
・英検4級:中学中級程度
・英検5級:中学初級程度
これと併せて、TOEICスコアと英語力の相関表としてよく用いられている「英語資格試験難易度相関表」を参照すると、英検3級・4級は大体TOEICスコアの「D」(220~469)区分に、英検5級は「E」(0~219)区分に当たるよう位置づけられています。完全な対応関係ではなく、一致しているわけではありませんので、あくまでおおよその対照関係です。
【3】
TOEIC公式ウェブサイトの「TOEICスコアとできることの目安」の表では、「TOEICスコア400~495」のスコアなら看板を見て何の店かを理解できる、スコア「500~595」レベルなら時刻表を読んだり簡単な英語の質問を理解できる、といった記載があります。看板から店舗のサービス内容を理解することは中学でぎりぎり達成できそうですが、時刻表を読むことは厳しいといえるでしょう。