TOEICそのものは資格試験ではありません。あくまでも「英語を使ってどのくらいコミュニケーションできるか」を客観的に測定するものです。しかしながら、実際のところTOEICは資格の一種のように扱われる場面は多々あります。
TOEICの試験結果(スコア)は、その人にどの程度の英語能力があるのかを証明する指標として最も多く利用されています。求人などである程度の英語能力を必須とする場合は、TOEICスコアで何点以上、という指標が採否の基準になることがあります。
TOEICスコアは英語コミュニケーション能力の目安になります。例えば700点台のスコアが獲得できていれば、英語で最低限のコミュニケーションが取れると判断できます。スコアが900点台に達していれば、意思疎通で困ることはほぼなくなるでしょう。学校や企業が一定以上の英語能力を必須条件とする場合、TOEICスコアを判断基準として採否を判断することがあります。この意味ではTOEICテストは資格として扱われていると言えるかもしれません。