TOEICテストの運営者には「ETS」と「IIBC」という2つの団体の名前が挙げられます。
ETS(Educational Testing Service)は米国の非営利団体で、試験開発を中心に活動しています。TOEICの試験問題の開発・制作、および試験結果の評価・認定は、ETSが行っています。ETSはTOEIC専門の団体というわけではなく、TOEFLという同種の英語能力テストも開発しています。
IIBC(一般算団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)は日本国内のTOEICテストの実施・運営している団体です。年10回ペースで全国規模で行われているTOEICテストを管轄しています。
実は、TOEICテストの構想を最初に掲げた人物は日本人なのです。この方が、米国のETSに試験問題の開発協力をもちかけ、それと共に、日本国内で試験を実施するための組織としてIIBCを立ち上げた、というわけです。
TOEICの第1回公開テストは1979年に、東京をはじめとする全国の主要都市5市で実施されています。2015年4月実施回で第199回を迎えます。