「殲滅」は英語で何と言えばよい?
「殲滅」という言葉を聞いて、どんなイメージを持ちますか?戦いの中で敵を完全に打ち負かす、そんな場面を思い浮かべるかもしれませんね。「殲滅」を英語で表現するには、どのような言葉が適しているのでしょうか?
「殲滅」の英語訳①annihilation
「殲滅」の英語訳としてよく使われるのが「annihilation」です。この言葉は、敵や対象を完全に破壊するというニュアンスがあります。特に戦争や戦闘の文脈で使われることが多いです。それでは例文をいくつか見てみましょう。
①The army’s goal was the complete annihilation of the enemy forces.(軍の目標は敵軍の完全殲滅だった。)
②The annihilation of the virus was crucial to prevent a pandemic.(ウイルスの殲滅はパンデミックを防ぐために重要だった。)
③The movie depicted the annihilation of an entire planet.(その映画は惑星全体の殲滅を描いていた。)
「殲滅」の英語訳②extermination
「extermination」も「殲滅」として使うことができます。この言葉は、特に害虫や病原体などを根絶する際に使われることが多いです。それでは例文をいくつか見てみましょう。
①The extermination of pests is necessary for a healthy crop.(健康な作物のためには害虫の殲滅が必要である。)
②The extermination campaign was launched to eliminate invasive species.(外来種を排除するために殲滅キャンペーンが開始された。)
③The extermination of the disease was a major medical achievement.(その病気の殲滅は大きな医学的成果だった。)
「殲滅」の英語訳③eradication
「eradication」は「殲滅」を表現するもう一つの英語訳です。特に病気や社会問題などを根絶する際に使われます。それでは例文をいくつか見てみましょう。
①The eradication of smallpox is considered a triumph in medical history.(天然痘の殲滅は医学史における勝利とされている。)
②Efforts towards the eradication of poverty continue globally.(貧困の殲滅に向けた努力は世界中で続いている。)
③The eradication of polio remains a global health priority.(ポリオの殲滅は依然として世界的な健康の優先事項である。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説したニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。手っ取り早く違いを知りたい方はこちらをご覧ください!
annihilation:戦争や戦闘での敵の完全破壊を指す。誤った使い方をすると、単なる破壊と混同される可能性がある。
extermination:害虫や病原体の根絶に使われる。誤用すると、戦闘的な文脈で不自然になる。
eradication:病気や社会問題の根絶を指す。誤った文脈で使うと、物理的な破壊と誤解される可能性がある。
「殲滅」を使う際によく用いられる表現
表現① wipe out
wipe outは「殲滅する」という意味の表現です。
例文:The team managed to wipe out the opposing side.(チームは相手側を殲滅することに成功した。)
表現② eliminate completely
eliminate completelyも「完全に殲滅する」という意味で使われます。
例文:The goal is to eliminate the threat completely.(目標はその脅威を完全に殲滅することだ。)
「殲滅」を使う際に一緒に使われやすい単語
英単語 | 日本語訳 |
---|---|
destroy | 破壊する |
obliterate | 消し去る |
decimate | 大幅に減少させる |
eliminate | 排除する |
まとめ
「殲滅」という言葉は、状況に応じて様々な英語表現に置き換えることができます。戦闘や戦争の文脈では「annihilation」、害虫や病原体の根絶には「extermination」、病気や社会問題の根絶には「eradication」が適しています。それぞれのニュアンスを理解し、適切な場面で使い分けることが大切です。