「一人称」は英語で何と言えばよい?
「一人称」を英語で使う際に、どのように言えばよいのでしょうか?この記事では「一人称」の英語訳とその使い分けまで解説します。是非参考にしてください。
「一人称」の英語訳①first person
「一人称」の英語訳として最もよく使われるのが「first person」です。このfirst personは、話者自身を指す場合に使われます。特に文学や物語、文章の語り手が自分自身の視点を表す際に用います。
例文①:I always enjoy stories told in the first person because they feel more personal.(私は一人称で語られる物語をいつも楽しむ。それはより個人的に感じられるからだ。)
例文②:She wrote her diary in the first person, sharing her deepest thoughts.(彼女は日記を一人称で書いた、自分の最も深い考えを共有して。)
例文③:Using first person in essays can make them more engaging.(エッセイで一人称を使用すると、それらをより魅力的にすることができる。)
「一人称」の英語訳②first-person point of view
もう一つの英訳は「first-person point of view」です。この表現は、特に物語や文学作品で、語り手が物語の主人公である場合に用いられます。読者や視聴者が物語を語り手の目を通して見ることになるため、一人称視点とも呼ばれます。
例文①:Many novels are written from a first-person point of view to create a sense of intimacy.(多くの小説は親密さを生み出すために、一人称視点から書かれている。)
例文②:The first-person point of view in her autobiography made it feel like a personal conversation.(彼女の自伝の一人称視点は、それを個人的な会話のように感じさせた。)
例文③:Changing the narrative to a first-person point of view can completely transform a story.(物語の語りを一人称視点に変えることで、物語を完全に変容させることができる。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説したニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。手っ取り早く違いを知りたい方はこちらをご覧ください!
first person:話者自身が語り手となる場合に一般的に使用される。
first-person point of view:物語や文学作品で、語り手が主人公である場合に特に使われる表現。
「一人称」を使う際によく用いられる表現
表現① “I” statement
“I” statementは、一人称を使って自分の感情や意見を表現する際に用いられる表現です。対話や議論の中で、自己の立場を明確にしながらも相手を非難することなく意見を述べるために効果的です。
例文:I feel frustrated when meetings start late.(会議が遅れて始まると、私はイライラする。)
表現② “I” perspective
“I” perspectiveは、一人称の視点を指し、自分自身の経験や感覚を基にした見解を示す際に使用されます。この表現を用いることで、主観的な意見や感情を伝えることができます。
例文:From my “I” perspective, this is the best solution.(私の「一人称」の視点から見ると、これが最良の解決策だ。)
まとめ
この記事では、「一人称」の英訳とそれぞれの表現が使われる文脈やニュアンスについて解説しました。「first person」は一般的な一人称の使用に関する表現であり、「first-person point of view」は特に物語や文学作品における一人称視点を表す際に用います。また、「”I” statement」や「”I” perspective」のような表現は、自分の意見や感情を伝える際に有効です。一人称を使用する際のこれらの英語表現を適切に使い分けることで、より豊かで正確なコミュニケーションが可能になります。
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