「目的語」を英語で表現する方法
英語で「目的語」というとき、私たちは文法用語としての「object」を指します。この「object」は、動詞や前置詞の後に来て、動作や関係の対象を示します。この記事では、「目的語」の英語表現とその使い方、さらには使い分けについて例文を交えて解説します。英語の文法理解を深めるためにも、ぜひ参考にしてください。
「目的語」の英語訳とその使用例
「目的語」の英語訳①object
最も一般的な「目的語」の英訳は「object」です。この単語は、文の中で動作の受け手となる名詞や代名詞を指します。例えば、「彼女は本を読む」の「本」が目的語であり、英語では”She reads a book”となります。ここでの”book”が「object」に相当します。
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例文①
The teacher praised the student.(先生は生徒を褒めた。)
例文②
She gave me a gift.(彼女は私に贈り物をくれた。)
例文③
I will meet you at the station.(私は駅であなたに会う予定です。)
「目的語」の英語訳②direct object
「直接目的語」という意味の「direct object」は、動詞によって直接影響を受ける目的語を指します。例えば、「彼はボールを蹴った」の「ボール」が直接目的語で、英語では”He kicked the ball”と表現されます。”ball”が「direct object」の例です。
例文①
She wrote a letter.(彼女は手紙を書いた。)
例文②
They are eating lunch.(彼らは昼食を食べている。)
例文③
I can hear the music.(私は音楽が聞こえる。)
「目的語」の英語訳③indirect object
「間接目的語」を意味する「indirect object」は、動詞の作用が間接的に影響する目的語です。例えば、「彼女は彼に本を渡した」の「彼」が間接目的語で、英語では”She gave him a book”となります。ここでの”him”が「indirect object」に該当します。
例文①
He sent his friend an email.(彼は友人にメールを送った。)
例文②
She bought her daughter a dress.(彼女は娘にドレスを買った。)
例文③
I made my family a dinner.(私は家族のために夕食を作った。)
目的語の種類とその使い分け
英語における目的語は、直接目的語と間接目的語の二種類に分けられます。直接目的語は動詞の直接的な受け手を、間接目的語は動詞の作用が間接的に及ぶ対象を指します。この違いを理解することは、英語の文法を正確に使いこなすために重要です。次に、それぞれの目的語の使い分けについて具体的な例を挙げて説明します。
目的語を用いる一般的な表現
表現① give someone something
「give someone something」は「誰かに何かを与える」という意味の表現で、間接目的語と直接目的語を同時に使います。例文:I gave my friend a book.(私は友人に本をあげた。)
表現② tell someone something
「tell someone something」は「誰かに何かを伝える」という意味です。ここでも間接目的語と直接目的語を使用します。例文:She told me the news.(彼女は私にそのニュースを伝えた。)
まとめ
この記事では、「目的語」の英語表現とその使い分けについて解説しました。英語における「object」は、文の中で動作の受け手となる重要な要素です。直接目的語と間接目的語の違いを理解し、適切に使い分けることができれば、より自然で正確な英語表現が可能になります。日常会話やビジネスシーンでのコミュニケーションに役立ててください。