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取り上げるは英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「取り上げる」は英語で何と言えばよい?

「取り上げる」という日本語の表現は、英語では様々なフレーズで表現されます。この記事では、その英訳とそれぞれの文脈での使い分けについて、具体的な例文を交えて解説します。英語でのコミュニケーションに役立つ情報を提供することを目指していますので、ぜひ参考にしてください。


「取り上げる」の英語訳①address

「取り上げる」の英語訳としての「address」

「取り上げる」を英語で表現する際によく使われるのが「address」です。「address」は、問題やトピックなどを扱う、取り組む、または話し合うという意味を持ちます。特に、公式の場やビジネスの文脈でよく用いられます。以下に、異なる状況での使用例を挙げます。

例文①:The committee will address the issue in the next meeting.(委員会は次の会議でその問題を取り上げる。)
例文②:We need to address the concerns of our customers.(私たちは顧客の懸念を取り上げる必要がある。)
例文③:The speaker addressed the topic of sustainability.(講演者は持続可能性の話題を取り上げた。)


「取り上げる」の英語訳②discuss

「取り上げる」を「discuss」として表現する

「discuss」は、話し合う、議論するという意味で、「取り上げる」と同じように使用できます。この単語は、特に意見の交換が行われる場面で適しています。以下に、異なる文脈での「discuss」の使用例を示します。

例文①:Let’s discuss the plan after lunch.(昼食後に計画を取り上げて議論しよう。)
例文②:The book club will discuss the novel next week.(読書クラブは来週、その小説を取り上げる。)
例文③:We discussed the pros and cons of the proposal.(私たちは提案の長所と短所を取り上げて議論した。)

「取り上げる」の英語訳③raise

「取り上げる」の別の英訳「raise」

「raise」は、問題や点を提起する、という意味で「取り上げる」と同義で使われることがあります。特に、意見や疑問を持ち出す際に使われる表現です。以下に「raise」の使用例をいくつか挙げます。

例文①:She raised an important point during the discussion.(彼女は議論の中で重要な点を取り上げた。)
例文②:I would like to raise a question about the new policy.(新しい方針について質問を取り上げたい。)
例文③:The report raised several issues that need to be addressed.(報告書は取り上げるべきいくつかの問題を提起した。)

「取り上げる」の英語訳④mention

「取り上げる」を「mention」として使う場合

「mention」は、言及する、触れるという意味で、「取り上げる」という行為を表すことができます。この単語は、特に簡単に触れる、軽く言及するというニュアンスを持っています。以下に「mention」の使用例を示します。

例文①:The author mentioned the trend briefly in the article.(著者は記事の中でその傾向を簡単に取り上げた。)
例文②:He mentioned that he would be late.(彼は遅れることを軽く取り上げた。)
例文③:Did you mention the meeting to her?(あなたは彼女に会議のことを取り上げましたか?)

「取り上げる」の英語訳⑤bring up

「取り上げる」という意味の「bring up」

「bring up」は、話題や問題を持ち出す、提起するという意味で、「取り上げる」と同様に使われます。この表現は、カジュアルな会話からフォーマルな議論まで幅広い文脈で使用されます。以下に「bring up」の使用例をいくつか挙げます。

例文①:I’ll bring up the issue at the next team meeting.(次のチーム会議でその問題を取り上げます。)
例文②:He brought up a good point about the marketing strategy.(彼はマーケティング戦略について良い点を取り上げた。)
例文③:She was afraid to bring up her concerns to the boss.(彼女は上司に自分の懸念を取り上げることを恐れていた。)

それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここで、上記で解説した「取り上げる」の英語訳とそれぞれのニュアンスや使われる文脈の違いをまとめます。以下の情報は、英語での表現選びにおいて非常に役立ちます。

address:公式な場やビジネスの文脈で問題やトピックを扱う際に使用。

discuss:意見交換や議論が行われる場面での話し合いや議論を指す。

raise:意見や疑問を持ち出す際に用いられる表現。

mention:簡単に言及する、軽く触れるというニュアンスを持つ。

bring up:カジュアルな会話からフォーマルな議論まで、話題や問題を持ち出す際に使用。

「取り上げる」を使う際によく用いられる表現

表現① talk about

「talk about」という表現は、「~について話す」という意味で、「取り上げる」という行為を表す際によく使用されます。日常会話からビジネスシーンまで幅広く活用できるフレーズです。

例文:We need to talk about the upcoming project deadline.(私たちはこれから来るプロジェクトの締め切りについて話し合う必要がある。)

表現② cover

「cover」という単語は、「取り上げる」という意味合いで、特にニュースや報道、教育の文脈で使われることが多いです。「網羅する」「扱う」という意味もあり、対象について詳しく説明する際に適しています。

例文:The documentary covers the history of the Roman Empire.(そのドキュメンタリーはローマ帝国の歴史を取り上げている。)

表現③ go over

「go over」というフレーズは、「詳しく見る」「検討する」という意味で、「取り上げる」のニュアンスを含んでいます。計画やドキュメントなどを詳細に確認する際に用いられます。

例文:Let’s go over the report before submitting it.(提出する前に報告書を詳しく見ていこう。)

表現④ touch on

「touch on」という表現は、「軽く触れる」「少し言及する」という意味で、短く何かについて言及する際に使われます。深い議論をするというよりは、あるトピックについて簡単に言及する際に適しています。

例文:The lecture will touch on the basics of economics.(その講義は経済学の基礎に軽く触れるだろう。)

表現⑤ deal with

「deal with」というフレーズは、「対処する」「処理する」という意味で、問題や状況などを「取り上げる」際に用いられることがあります。特に、問題解決を目的とした文脈で使用されます。

例文:We have to deal with the customer complaints immediately.(私たちは顧客の苦情を直ちに取り上げて対処しなければならない。)

まとめ

この記事を通じて、「取り上げる」という日本語の表現を英語でどのように表現するか、その際の適切な言い回しや文脈について解説しました。英語でのコミュニケーションにおいては、状況に応じて最も適した表現を選ぶことが重要です。今回紹介した各英訳や表現を参考に、より効果的な英語表現を身につけていただければ幸いです。


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