「稟議」は英語で何と言えばよい?
みなさん、「稟議」という言葉を聞いたことがありますか?ビジネスの場でよく使われるこの言葉、英語でどのように表現するのでしょうか?
「稟議」の英語訳①Approval Process
「稟議」の英語訳としてよく使われるのが「Approval Process」です。この表現は、組織内での承認手続きを指します。特に、複数の上司や部門を通過する必要がある場合に使われます。それでは例文をいくつか見てみましょう。
①The approval process for the new project took two weeks.(新しいプロジェクトの稟議は2週間かかった。)
②We need to streamline the approval process to save time.(時間を節約するために稟議を効率化する必要がある。)
③The approval process involves several departments.(稟議にはいくつかの部門が関与している。)
「稟議」の英語訳②Circulation for Approval
「Circulation for Approval」も「稟議」として使われることがあります。この表現は、文書や提案が承認のために回覧されるプロセスを指します。特に、書類が物理的または電子的に回される場合に適しています。それでは例文をいくつか見てみましょう。
①The document is under circulation for approval.(その文書は稟議中である。)
②We need to expedite the circulation for approval.(稟議の回覧を迅速化する必要がある。)
③The circulation for approval was delayed due to a missing signature.(署名が欠けていたため、稟議の回覧が遅れた。)
「稟議」の英語訳③Approval Workflow
「Approval Workflow」もまた「稟議」の訳として使用されます。この表現は、承認が段階的に進む流れを示します。特に、デジタルプラットフォームでの承認プロセスに関連しています。それでは例文をいくつか見てみましょう。
①The approval workflow is automated to reduce errors.(稟議のワークフローはエラーを減らすために自動化されている。)
②We need to review the approval workflow for efficiency.(効率性のために稟議のワークフローを見直す必要がある。)
③The approval workflow requires input from all stakeholders.(稟議のワークフローにはすべての関係者の意見が必要である。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説したニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。手っ取り早く違いを知りたい方はこちらをご覧ください!
Approval Process:組織内の承認手続き全般を指し、特に複数のステップがある場合に使用。
Circulation for Approval:文書や提案が承認のために回覧されるプロセスを指し、物理的または電子的な回覧に適用。
Approval Workflow:承認が段階的に進む流れを示し、特にデジタルプラットフォームでのプロセスに関連。
「稟議」を使う際によく用いられる表現
表現① obtain approval
obtain approvalは承認を得るという意味の表現である。
例文:We need to obtain approval before proceeding.(進行する前に承認を得る必要がある。)
表現② submit for approval
submit for approvalは承認を求めて提出するという意味である。
例文:The proposal was submitted for approval yesterday.(提案は昨日承認のために提出された。)
「稟議」を使う際に一緒に使われやすい単語
英単語 | 日本語訳 |
---|---|
Proposal | 提案 |
Document | 文書 |
Signature | 署名 |
Stakeholder | 関係者 |
Efficiency | 効率性 |
まとめ
「稟議」は、組織内での承認手続きや回覧プロセスを指す重要なビジネス用語である。英語では「Approval Process」「Circulation for Approval」「Approval Workflow」などの表現が使われ、それぞれ異なるニュアンスや文脈で使用される。これらの表現を適切に使い分けることで、ビジネスコミュニケーションをより効果的に行うことができる。