2024-01-29-181914.jpg

「参議院」の英語とは?日本の政治体制を外国人に紹介

参議院は英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

日本の国会は二院制であり、その一つが参議院です。英語での表現はいくつかありますが、その中でも最も一般的な訳語をはじめ、文脈に応じた使い分けを解説していきます。日本の政治に関する議論やニュースを英語で理解する際に役立ててください。

参議院の英語訳①House of Councillors

日本の国会の一院である参議院は英語で「House of Councillors」と表されます。この表現は、文字通り「参事会の議員たちの集まり」という意味を持ち、日本独自の政治体系を反映しています。例えば、「The House of Councillors plays a crucial role in Japan’s bicameral legislature.」(参議院は日本の二院制立法府において重要な役割を果たしている。)といった文脈で用いられます。

参議院の英語訳②Upper House

「Upper House」という表現は、二院制を採用している国々における上院のことを指します。日本の場合、「Upper House」は参議院を指し、衆議院に対する相対的な位置づけを示す言葉として使用されます。例文としては、「Bills must be approved by both the Upper House and the Lower House before becoming law.」(法律が成立する前に、上院と下院の両方の承認が必要である。)が挙げられます。

参議院の英語訳③Senate

「Senate」とは、一般に多くの国で上院を指す言葉ですが、日本の参議院を指して使うこともあります。ただし、アメリカ合衆国の「Senate」とは異なり、日本の「Senate」は独自の権限と機能を持っています。例えば、「The Japanese Senate is responsible for selecting the Prime Minister.」(日本の参議院は首相を選出する責任を持っている。)といった使い方が可能です。


単語の発音記号・カタカナ表記での読み方

英語の単語にはそれぞれ発音記号があり、これを参照することで正確な発音を学ぶことができます。例えば、「House of Councillors」の発音記号は[háʊs əv káʊnsələrz]で、カタカナ表記では「ハウス・オブ・カウンセラーズ」となります。「Upper House」は[ˈʌpər haʊs]で、「アッパー・ハウス」、「Senate」は[ˈsɛnɪt]で、「セネット」と読みます。


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

「House of Councillors」は日本固有の制度を指し、国際的な文脈では使用されにくい表現です。「Upper House」はより一般的な上院を指す表現で、国際的な理解が容易です。「Senate」は広く知られている単語ですが、国によって権限が異なるため、日本の参議院を説明する際には注意が必要です。

「参議院」を使う際によく用いられる表現

表現① pass a bill

「pass a bill」は「法案を通過させる」という意味で、参議院が法律を制定する過程で使用される表現です。例文としては、「The House of Councillors passed a bill to reform the tax system.」(参議院は税制改革の法案を通過させた。)が考えられます。

表現② hold a session

「hold a session」とは「会期を開く」という意味で、参議院が定期的に行う会議を指します。例えば、「The Upper House will hold a session to discuss the proposed budget.」(上院は提案された予算について議論するための会期を開く。)といった文脈で使われます。

表現③ debate a motion

「debate a motion」というフレーズは、「議案を討議する」という意味で、参議院で行われる議論を表す際に用いられます。例文として、「The Senate had a heated debate over the motion regarding environmental policies.」(参議院では環境政策に関する議案を巡って激しい討議が行われた。)が挙げられます。

衆議院と参議院の英語表現とその使い分け

衆議院の英語訳①House of Representatives

日本の衆議院は英語で「House of Representatives」と表されます。この表現は、直訳すると「代表者たちの集まり」という意味で、国民の直接選挙によって選ばれた代表者が集まる議院を指します。例文としては、「The House of Representatives has the power to initiate budget bills.」(衆議院には予算案を提出する権限がある。)があります。

衆議院の英語訳②Lower House

「Lower House」という表現は、二院制を採用している国々における下院を指す言葉です。日本においては衆議院を指し、「Upper House」すなわち参議院と対比されることが多いです。例文として、「The Lower House has a larger number of seats than the Upper House.」(下院は上院よりも多くの議席を有している。)という使い方ができます。

参議院と衆議院の役割の違いと英語での表現

参議院と衆議院は、それぞれ異なる役割を担っています。衆議院は「House of Representatives」または「Lower House」と呼ばれ、予算案の起案や内閣不信任案の提出など、より強い権限を持っています。一方、参議院は「House of Councillors」または「Upper House」と呼ばれ、法案の審議や国政に対する監視機能を果たしています。両院の違いを英語で説明する際には、これらの機能と権限の違いに注目することが重要です。

日本の立法府に関連する用語の英語表現

立法府の英語訳①Legislature

立法府は英語で「Legislature」と表され、これは国の法律を制定する機関を指します。日本の場合、立法府は国会であり、二院制の下で法律を制定しています。例文としては、「The Japanese Legislature consists of the House of Councillors and the House of Representatives.」(日本の立法府は参議院と衆議院で構成されている。)という使い方が一般的です。

憲法の英語訳①Constitution

国の最高法規である憲法は英語で「Constitution」と表されます。日本国憲法は、国の基本的な法律の枠組みと国民の権利を定めています。例文として、「The Japanese Constitution guarantees freedom of speech.」(日本国憲法は言論の自由を保障している。)が挙げられます。

議会の英語訳①Parliament

議会は英語で「Parliament」と表され、これは立法府の一般的な呼称です。多くの国々で使われるこの単語は、日本の国会にも適用されます。例えば、「The Japanese Parliament is in session from January to June.」(日本の議会は1月から6月まで開かれている。)といった文脈で使用されます。

法案の英語訳①Bill

法律になる前の提案された法律は「Bill」と呼ばれます。この単語は、立法過程で重要な役割を果たします。例文としては、「A new bill is being discussed in the Legislature to address climate change.」(気候変動に対処するための新しい法案が立法府で議論されている。)が考えられます。

任期の英語訳①Term of Office

政治家や公務員の任期は英語で「Term of Office」と表されます。これは、特定の職にある期間を意味し、しばしば選挙サイクルと関連しています。例文として、「Senators in the House of Councillors have a term of office of six years.」(参議院の議員の任期は6年である。)といった使い方がされます。

まとめ

この記事では、日本の参議院を英語でどう表現するか、その発音やニュアンス、文脈の違い、そして関連する表現について解説しました。参議院を英語で説明する際には、「House of Councillors」、「Upper House」、または「Senate」という単語を適切に使い分けることが重要です。また、日本の立法府に関連する他の用語も理解し、それらを使って国会の機能や役割を正確に伝えることができるようになることを目指しました。


englishcompany



WebRTCで無料英会話