「三人称」は英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「三人称」は英語で何と言えばよい?

「三人称」を英語で使う際に、どのように言えばよいのでしょうか?この記事では「三人称」の英訳とその使い分けまで解説します。是非参考にしてください。

「三人称」の英語訳①third person

三人称の直接的な英訳は「third person」です。文法的な文脈で使われることが多く、話し手自身や話し手が直接話しかけている相手ではない、別の人物や物について言及する際に使用されます。

例文①:He is always late.(彼はいつも遅れてくる。)
例文②:She loves to read books.(彼女は本を読むのが好きだ。)
例文③:They decided to go on a trip.(彼らは旅行に行くことに決めた。)

「三人称」の英語訳②third-person perspective

文学や物語の文脈で「三人称」と言う場合、「third-person perspective」という表現が適切です。この視点では、語り手は物語の登場人物ではなく、外部から物語を語る「見えない観察者」として機能します。

例文①:In a third-person perspective novel, the narrator describes the characters’ actions without revealing their thoughts.(三人称視点の小説では、語り手は登場人物の行動をその思考を明かすことなく描写する。)
例文②:The story is told from a third-person perspective, which allows the reader to see the events from multiple viewpoints.(物語は三人称視点から語られ、読者は複数の視点から出来事を見ることができる。)
例文③:Using a third-person perspective in storytelling can create a sense of objectivity.(物語で三人称視点を使用することは、客観性の感覚を生み出すことができる。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここで、上記で解説したニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。手っ取り早く違いを知りたい方はこちらをご覧ください!
third person:文法的な文脈で使用され、話し手や聞き手ではない第三者について言及する際に使われる。
third-person perspective:文学や物語の文脈で使用され、語り手が物語の外部から登場人物の行動を客観的に描写する視点を指す。


「三人称」を使う際によく用いられる表現

表現① he/she/they

三人称を表す際には、主語として「he(彼)」「she(彼女)」「they(彼ら)」がよく用いられます。これらは具体的な人物や複数の人々を指し示す際に使用され、文脈に応じて選択されます。

例文:He is a teacher.(彼は教師である。)

表現② his/her/their

三人称の所有形として、「his(彼の)」「her(彼女の)」「their(彼らの)」があります。これらの表現は、所有関係を示す際に用いられ、主語の性別や数に応じて選ばれます。

例文:Her book is on the table.(彼女の本はテーブルの上にある。)

まとめ

この記事では、「三人称」を英語でどのように表現するか、そしてその使い分けについて解説しました。「third person」は文法的な文脈での使用が一般的であり、「third-person perspective」は文学や物語の文脈で見られる表現です。また、三人称を示す際には「he」「she」「they」やその所有形が頻繁に使用されます。英語を学ぶ上で、これらの違いを理解し、適切な文脈で正確に使用できるようになることが重要です。

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naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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