定型的な言い方は略して書くと効率的です。授業や仕事でメモを取るにも、素早く書き取ることができ、ビジネスメールでも余計な紙幅をさかずに済みます。
英語には略語として定着している(英語でのやりとりで問題なく使える)略語が多数あります。日本語でメモを取る際に使っても、サッと書けて便利。ノートが捗ること間違いなしです。
e.g. / ex.(例えば)
例を示す場面で使える略語です。「e.g.」はラテン語の「exempli gratia」の略。「ex.」は英語の「exemple」の略です。
原則と具体例はセットで書くことが多いもの。日本語の「例」は画数が多くて面倒ですが「eg」「ex」はほぼ一筆書きが可能です。
略記はピリオドを打った「e.g.」「ex.」の表記が正式です。個人的にノートに書き留める場合はexだけでよいでしょうが、誰かに宛てた文書で使う場合には正しく「e.x.」と表記しましょう。
i.e.(すなわち)
「i.e.」はラテン語の「id est」の略で、「すなわち」という意味です。英語圏ではひんぱんに使われていて、学術書などでも多々見かける略語です。メモの要点を目立たせたいときには「i.e.」で強調しておくと良いでしょう。
i.e. もピリオドを含めた書き方が正式な表記です。
ASAP(可能な限り早く)
「ASAP」は「as soon as possible」の略で、「可能な限り早く」という意味を示します。最優先事項であることを示す場合や、相手に「可及的速やかにお願いします」と伝える場合に使えます。
ビジネスメールなどでは多用は控えて、ここぞという時にだけ使いましょう。何かにつけて急かす態度は得策ではありませんので。
ETA(完了予定時刻)
「ETA」は「Estimated Arrival Time」の略で、原義としては「到着予定時刻」を意味します。転じて、「作業完了の予定時刻」という意味でよく使われています。
仕事のタスク管理やテスト勉強の計画などで「ETA」を駆使すれば、スッキリした予定表になるでしょう。
FYI / FYA(参考までに)
「FYI」は「For your information」、「FYA」は「For your action」の略で、「ご参考まで」といった意味で使われます。ビジネスメールの文末で多く用いられる表現です。
自分でメモを取るときにも、「ちなみに(※非重要)」的な話題を書き留める場合などに使ってみてはいかがでしょうか。