「日付」を英語で表現する正しい書き方、読み方、使い方

日付の書き方のポイント例:「2021年11月8日」の場合、

  • アメリカ式表記では「November 8, 2021」「November 8th, 2021」「11/8/2021」のように表記します。
  • イギリス式表記では「8 November 2021」「8th November 2021」「8/11/2021」のように表記します。
  • 読み方はどちらも同じ November eighth in twenty-twenty-one です。

英語の日付の書き方は、アメリカ式とイギリス式で並び順が違います。例えば「2021年11月25日」は、アメリカ式では「November 25, 2021」、イギリス式では「25 November 2021」の順で記述します。また、「月」や「日」の書き方には複数の表記パターンがあります。

例:「2021年11月8日」の英語での読み方は、November eighth in twenty-twenty-one 。
アメリカ式表記では「11/8/2021」「November 8th, 2021」「November 8, 2021」のように表記します。
イギリス式表記では「8/11/2021」「8th November 2021」「8 November 2021」のように表記します。

英語の日付の「並び順」

英語の日付の書き方について最も大事な点は、アメリカ英語とイギリス英語では日付の並び順が違う、という点です。

アメリカ式表記は「月・日・年」の順、イギリス式表記は「日・月・年」の順で並べます。どちらの表記も同程度によく見かけます。

アメリカ式の日付の書き方は「月・日・年」の順

アメリカ式表記では 月、日、年 の順で日付を書きます。

アルファベットを使った丁寧な表記の場合、月日と年の間にカンマ(,)を打ちます。

  • 11/8/2021
  • November 8th, 2021

イギリス式の日付の書き方は「日・月・年」の順

イギリス式表記では 日、月、年 の順番で日付を書きます。カンマは不要です。

  • 8/11/2021
  • 8th November 2021

カンマの有無は何を意味しているのか?

なぜアメリカ式表記ではカンマを打つのか、そしてイギリス式表記ではカンマを打たないのか? これは、英語の住所の記載と同じく「範囲のカタマリ」を示しているのだ、と考えると納得できます。

「日・月・年」というイギリス式の並びは、時間的範囲が狭い順から「小・中・大」と規則正しく並んでいます。しかしアメリカ式の並びは順序が変則的(「中・小・大」)です。こういう場合、英語では「(中・小)・大」という風に仕切りを作って、2段階の括りがあることを示します。それがカンマの役割なのです。

英語以外の言語では「日・月・年」の順で書く言語が多数派

英語以外の各言語を含めた世界全域を対象に「日付」の記述方法を比較すると、イギリス英語式に「日・月・年」の順に日付を書くパターンが多数派だそうです。

参照:Date formats around the world – The Guardian

「年・月・日」の順を採用する国・地域は、日本、台湾、中国、韓国と、東アジア圏に集中しています。漢字文化圏ということでしょうか。

カナダにおいては「月・日・年」「日・月・年」「年・月・日」の全パターンが使われているそうです。

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「曜日」は日付の先頭に置き、カンマを打つ

日付に「年月日」だけでなく「曜日」を加える場合、アメリカ式表記でもイギリス式でも、日付の先頭に曜日を表記します。曜日の直後にはカンマ(,)を打ちます。

たとえば、アメリカ式表記の場合は「 Tuesday, November 8, 2021 」のように書きます。

曜日の表記は、3文字に省略する場合もあれば、省略せずフルスペリングで記載する場合もあります。

→ 英語の「曜日」の正しい書き方・言い方・伝え方


英語の月・日・曜日の書き方、略し方

英語の日付の書き方には、丁寧さ(フォーマルさやカジュアルさ)の度合いに応じたさまざまな表記パターンがあります。カジュアルな場面ほど簡略になり、フォーマルな文書では省略せず丁寧に記述されます。

カジュアルで簡略な日付の書き方

いちばん簡素な「日付」の書き方は、数字をスラッシュで区切って「11/8/2021」のように記す書き方です。日常生活の多くの場面で、この書き方が使われています。

ただし、この書き方を使う場合、月日の並び順が「アメリカ式」なのか「イギリス式」なのか、あらかじめ決定されている必要があります。でないと「11/8/2021」が「8月11日」なのか「11月8日」なのか分からなくなります。

カジュアルとフォーマルの中間的な書き方

簡素すぎず、丁寧すぎて堅苦しくもない、折衷的な書き方もあります。実際いちばん使いやすい書き方でしょう。

中間的な日付の書き方では、「月」は数字でなくアルファベットの単語で記述し、「日」は数字で示します。具体的にいうと November 8, 2021 のような書き方です。

月名は「Nov.」のような省略表記にすることもあります。

フォーマルで丁寧な日付の書き方

フォーマルな文書などで丁寧に日付を書く場合、たとえば「November 8th, 2021」のように記述します。「月」はアルファベットで表記し、「日」には序数詞であることを示す接尾辞を付けます。

数字とアルファベット表記を併用することで、文字数が増え、フォーマルな印象が強まります。日付の読み違いも防げます。

日を丁寧に書く場合は序数詞として表記する

日付の「日」を丁寧に記載する場合、1、2、3ではなく1st、2nd、3rdのように序数詞であることを示す接尾辞を付けて表記します。

一の位が1、2、3の数字は1st、2nd、3rdと表記し、その他の数は-thをつけて表記します。ただし11、12、13は一の位にかかわらず -th がつきます。

せっかくなので読み方と併せて把握してしまいましょう。

書き方 読み方
1st first
2nd second
3rd third
4th fourth
5th fifth
6th sixth
7th seventh
8th eighth
9th ninth
10th tenth
11th eleventh
12th twelfth
13th thirteenth
14th fourteenth
15th fifteenth
16th sixteenth
17th seventeenth
18th eighteenth
19th nineteenth
20th twentieth
21st twenty first
22nd twenty second
23rd twenty third
24th twenty fourth
25th twenty fifth
26th twenty sixth
27th twenty seventh
28th twenty eighth
29th twenty ninth
30th thirtieth
31st thirty first

日付の「月」の書き方と覚え方

1月、2月、~12月、という「月」の表記は、日付の書き方の中でもパターンが多い部分です。しっかり覚えましょう。

英語の「月」(1月~12月)の読み方、書き方、使い方、覚え方

月名の書き方と覚え方

  • 語頭は必ず大文字にする。

月は固有名詞に区分されるので語頭は大文字で記述します。

  • 略称は基本的に最初の3文字+ピリオド

省略して記述する場合には初めの3文字だけ記します。最初は大文字です。

省略であることを示すために末尾にピリオド(.)を打つ必要があります。ただし、5月の May は元々3文字である(省略されていない)ためピリオドは付きません。

語頭だけでなく単語がすべて大文字だったり、省略表記なのにピリオドが省略されていたりする場合もあります。

月をアルファベットで省略表記する方法は、賞味期限(best-before date)や消費期限(expiration date)の表示などで見られます。英語表記の賞味期限は「best by + 日付」「best before + 日付」などの形で書かれます。

best by 07 DEC 2021
賞味期限 2021年12月7日

英語でどう言う?「賞味期限」と「消費期限」 

月名の正式表記と省略表記の一覧

日付における「月」は、多くの場合アルファベットの単語として書きます。3文字に省略されることもあります。

正式表記 省略表記
1月 January Jan.
2月 February Feb.
3月 March Mar.
4月 April Apr.
5月 May May
6月 June Jun.
7月 July Jul.
8月 August Aug.
9月 September Sep.
10月 October Oct.
11月 November Nov.
12月 December Dec.

月名の覚え方のコツ

月名の呼び方と綴りを覚えるには、やはり何回も書いて書き慣れることが一番確実です。読み方を頼りに表記しようとすると、February あたりのスペルが怪しくなりがちです。

月名は一見バラバラな単語で、覚えにくそうでもあり、しかし連続する月どうしに共通点があったりもします。どのような覚え方が効率的かは、人それぞれかもしれません。

  • 1月・2月 → 語末に「-uary」が付く
  • 6月・7月 → 語頭に「Ju-」が付く
  • 9月~12月 →語末に「-ber」が付く

まずは暗記するまで復唱して体に染み込ませましょう。ある程度まで覚えたら、月名の意味や由来などを学んでみましょう。かなり強固な記憶への定着が期待できます。

月日の読み方

読み方は基本的に「月・日」もしくは「日 of 月」

表記のバリエーションにかかわらず、月日を声に出して読む場合の読み方は一定です。

まずは「月・日」の順に述べる言い方が基本といえます。たとえばNovember eighth

あるいは、「日・月」の順に入れ替えて eighth of November のように読むことも可能です。この場合は間に of を挿入して読む必要があります。

年まで言及する場合には、年を末尾に、前置詞 in を伴って挿入されます。たとえば2021年11月8日なら November eighth in twenty-sixteen と言います。また、この時、西暦(4桁)の読み方は原則2桁ずつ区切って読まれます。2021年11月8日の例文では、2021年が「20」と「16」に分けられて「twenty-sixteen」と発音されます。

月を含む暦(年月日)の「読み方」

日付を述べる際の「前置詞」の使い方・使い分け方

「期間」について述べる場合の前置詞は「in

ある程度の長さを持った期間として日付を述べる場合は in を使います。

She will come to Japan in July.
彼女は7月に日本に来る予定です

in は、ある程度の長さという点でを指す場合にも多く使われる前置詞です。

He was in his aunt’s house in the second week of July.
7月の第二週、彼はおばの家に居た

「特定の日」を指定する場合の前置詞は「on

「3月6日」のように日まで特定する形なら on を用います。
on May 28, 2021

He went to Izu with his friends on May 28, 2021.
2021年5月28日、彼は友達と一緒に伊豆に行った

月日の前後順にも要注意

月日の記述順はアメリカ英語とイギリス英語で異なります。アメリカ英語では「月/日付/年」の順、イギリス英語では「日付/月/年」の順です。

We arrived at London on 5 August, 2014.
私たちは2014年の8月5日にロンドンについた

曜日も特定の日なので、 on を用います。
on Wednesday

I go running on Wednesdays.
私は水曜日にランニングに行きます

特定のタイミングを捉えるイメージで使う前置詞は at

時間的あるいは空間的な特定のポイントを「点」でピンポイントで指し示す場合には at が使われます。
at the begining of September

iPhone 6 started to sell at the begining of September in 2014.
iPhone 6は2014年の9月のはじめに発売された

○○時も点のイメージで、 at が使われます。
at 5pm

Let’s meet at 5pm.
午後5時に会おう

注意が必要な単語とその前置詞

weekend
イギリス英語では、「週末」と一括りで点として見られるためか主に at が前置詞で用いられます。アメリカ英語では主に on the weekend の様に on が用いられますが、理由ははっきりしません。どちらも文法的には誤りではありません。

I often go to cinema at weekends.
私は週末によく映画館に行く

He didn’t spend time with her on the weekend.
彼はその週末は彼女とは一緒にいなかった

weekday
こちらにはイギリス英語でも at は用いられず、 on が前置詞として用いられます。

We work on weekdays.
私たちは週日に働く

 

年度の表記

1月に始まり12月の終わるカレンダーの暦とは違い、「年度」の表記は会社や学校で1年間の始めと終わりが決められています。英語では会計年度はFiscal year、学年であればAcademic yearまたはschool yearと言い、FY 2015 やAcademic year 2015と表記されます。日本ではどちらも4月1日から翌年の3月31日ですが、アメリカでは会計年度は10月1日から9月30日まで、学年は9月から6月までです。

 


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