「残酷な」は英語で何と言えばよい?
みなさん、「残酷な」という言葉を英語で表現したいとき、どの単語を使えばいいか悩んだことはありませんか?この記事では、英語で「残酷な」を表現するためのいくつかの単語とその使い分けについて解説します。ぜひ参考にしてください。
「残酷な」の英語訳①cruel
「残酷な」の英語訳として最も一般的に使われるのが「cruel」です。この単語は、意図的に他者に苦痛を与えるような行動や態度を指します。例えば、動物を虐待する人を「cruel」と表現することができます。それでは例文をいくつか見てみましょう。
① The cruel king punished his subjects without mercy.(残酷な王は、容赦なく臣下を罰した。)
② She made a cruel remark that hurt his feelings.(彼女は彼の気持ちを傷つける残酷な発言をした。)
③ The cruel treatment of prisoners was condemned by the international community.(囚人に対する残酷な扱いは国際社会によって非難された。)
「残酷な」の英語訳②brutal
「brutal」も「残酷な」として使われることがありますが、こちらはより暴力的で荒々しいニュアンスがあります。戦争や暴動のような状況でよく使われます。それでは例文をいくつか見てみましょう。
① The brutal attack left many people injured.(その残酷な攻撃で多くの人が負傷した。)
② The brutal dictator ruled with an iron fist.(残酷な独裁者は鉄の拳で支配した。)
③ The movie depicted a brutal reality of life in the slums.(その映画はスラム街の残酷な現実を描いていた。)
「残酷な」の英語訳③inhumane
「inhumane」は「残酷な」として使われることがあり、人間らしさを欠いた非人道的な行為を指します。特に倫理的に許されない行動について話すときに使われます。それでは例文をいくつか見てみましょう。
① The inhumane conditions in the factory were exposed by the media.(工場の非人道的な状況がメディアによって暴露された。)
② The inhumane treatment of animals in the circus was criticized.(サーカスでの動物に対する非人道的な扱いが批判された。)
③ The refugees faced inhumane living conditions in the camp.(難民たちはキャンプで非人道的な生活条件に直面した。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説したニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。手っ取り早く違いを知りたい方はこちらをご覧ください!
cruel:意図的に他者に苦痛を与える行為や態度を指す。例:The cruel king punished his subjects without mercy.(残酷な王は、容赦なく臣下を罰した。)
brutal:暴力的で荒々しいニュアンスがあり、戦争や暴動などの状況で使われる。例:The brutal attack left many people injured.(その残酷な攻撃で多くの人が負傷した。)
inhumane:人間らしさを欠いた非人道的な行為を指し、倫理的に許されない行動について話すときに使われる。例:The inhumane conditions in the factory were exposed by the media.(工場の非人道的な状況がメディアによって暴露された。)
「残酷な」を使う際によく用いられる表現
表現① show no mercy
show no mercyは容赦しないという意味の表現です。
例文:The judge showed no mercy to the criminal.(裁判官は犯罪者に容赦しなかった。)
表現② cold-blooded
cold-bloodedは冷酷無情という意味の表現です。
例文:He committed a cold-blooded murder.(彼は冷酷無情な殺人を犯した。)
「残酷な」を使う際に一緒に使われやすい単語
英単語 | 日本語訳 |
---|---|
atrocity | 残虐行為 |
merciless | 無慈悲な |
ruthless | 冷酷な |
barbaric | 野蛮な |
まとめ
「残酷な」を英語で表現する際には、状況やニュアンスに応じて「cruel」、「brutal」、「inhumane」などの単語を使い分けることが重要です。それぞれの単語が持つ微妙な違いを理解し、適切な場面で使うことで、より正確なコミュニケーションが可能になります。ぜひ、これらの表現を日常会話や文章で活用してみてください!