「bring up」の意味は?どのように使う?
英単語「bring up」は新たに何かを話題にしたり、誰かを育てたりする行為を表す表現です。例えば、「話題を持ち出す」や「子供を育てる」といった意味があります。ほかにも、誰かを法廷に出頭させたり、厳しく叱ったりといった意味合いでも用いられます。ここでは、「bring up」のさまざまな使い方について詳しく解説します。
- 話題を持ち出す
- 子供を育てる
- 法廷に出頭させる
- 厳しく叱る
①「話題を持ち出す」の場合の使い方
「bring up」には「話題を持ち出す」という意味があります。何かについての議論を始めたり、会話の中で新しいトピックを提起したりする際に使われます。
例文:She decided to bring up the topic at the meeting.
(彼女は会議でその話題を持ち出すことに決めた。)
例文:Don’t bring up politics at the dinner table.
(夕食の席で政治の話を持ち出さないで。)
例文:He brought up an interesting point during the discussion.
(彼は議論中に興味深い点を持ち出した。)
②「子供を育てる」の場合の使い方
「bring up」は子供を育てるという意味でも使われます。親が子供をしつけたり、成長を見守ったりすることを指します。
例文:They brought up their children in a loving environment.
(彼らは愛情のある環境で子供たちを育てた。)
例文:Bringing up children is a challenging yet rewarding task.
(子供を育てることは大変だがやりがいのある仕事だ。)
例文:My parents brought me up to be respectful of others.
(両親は私を他人を尊重するように育ててくれた。)
③「法廷に出頭させる」の場合の使い方
「bring up」は、誰かを法廷に出頭させるという意味もあります。この場合、法律的な場面で使われることが多いです。
例文:The suspect was brought up before the judge.
(容疑者は裁判官の前に出頭させられた。)
例文:He was brought up on charges of fraud.
(彼は詐欺の罪で法廷に出頭した。)
例文:The lawyer brought up new evidence in court.
(弁護士は法廷で新しい証拠を持ち出した。)
④「厳しく叱る」の場合の使い方
「bring up」は、厳しく叱るという意味でも使われます。特に、何かの過ちに対して指摘をし、強く注意をする場合に用いられます。
例文:The teacher brought up the student’s behavior in front of the class.
(先生はクラスの前で生徒の行動について厳しく言及した。)
例文:He was brought up for his mistake at work.
(彼は職場でのミスについて厳しく叱られた。)
例文:She didn’t hesitate to bring up her son’s misbehavior.
(彼女は息子の不品行について躊躇せずに指摘した。)
実際の使用例
これまでに「bring up」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Did you bring up the new proposal at the meeting?
(会議で新しい提案を持ち出した?)
B: Yes, everyone seemed interested in it.
(ええ、みんな興味を持ってくれたよ。)
A: It’s important to bring up children with good values.
(良い価値観を持って子供を育てることは大切だね。)
B: Absolutely, it’s the foundation of a strong character.
(まったくその通り、立派な人格を育む基礎だよ。)
「bring up」と似ている単語・同じように使える単語
raise
「raise」も「育てる」という意味があり、「bring up」と同様に子供を育てる際に使われます。しかし「raise」は、物理的な「上げる」といった意味もあります。
例文:They raised their children to be independent.
(彼らは子供たちを自立するように育てた。)
mention
「mention」は「言及する」という意味があり、「bring up」と似たように会話の中で何かに触れる際に使われます。
例文:She mentioned your name during the meeting.
(彼女は会議中にあなたの名前を言及した。)
それぞれの使い分け方
「bring up」:新しい話題を持ち出したり、育てる際に使います。
「raise」:育てることに使い、物理的に上げる意味もあります。
「mention」:何かに言及する際に使います。
「bring up」を含む表現・熟語
「bring up」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① bring up the rear(最後に行く)
例文:He was always bringing up the rear in races.
(彼はいつもレースで最後に走っていた。)
② bring up short(急に止まる)
例文:The sudden noise brought him up short.
(突然の音が彼を急に止めた。)
③ bring up to date(最新の状態にする)
例文:The software needs to be brought up to date.
(そのソフトウェアは最新の状態にする必要がある。)
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