「ward」の意味は?どのように使う?
英単語「ward」は、特定の目的や機能を持つ場所や区域、または保護や管理を受ける人や対象を表す言葉です。具体的には病院の「病棟」や都市の「区」、そして法的な「被後見人」など、さまざまな状況で使われます。それでは、「ward」のいろいろな意味とその使い方について詳しく見ていきましょう。
①「病棟」の場合の使い方
「ward」は病院の中で同じ治療を受ける患者が集まる「病棟」を指すことがあります。例えば、大きな病院では内科や外科などの専門ごとに病棟が分かれています。
例文:She was admitted to the maternity ward.(彼女は産科病棟に入院した。)
例文:The hospital has a special ward for children.(その病院には子供専用の病棟があります。)
例文:Patients in the ward are recovering well.(病棟の患者たちは順調に回復しています。)
②「区」の場合の使い方
都市の行政や選挙の単位として「ward」が使われることもあります。この場合、特定の地域や区域を指します。
例文:They live in the northern ward of the city.(彼らは市の北部の区に住んでいます。)
例文:Each ward has its own councilor.(各区にはそれぞれの議員がいます。)
例文:The city is divided into several wards.(その市は複数の区に分かれています。)
③「被後見人」の場合の使い方
法律用語として「ward」は、保護や後見を必要とする人、特に未成年者や判断能力に制限のある人を指します。
例文:The child became a ward of the state.(その子供は国の被後見人となった。)
例文:He acts as a guardian to the ward.(彼は被後見人の後見人として行動しています。)
例文:Wards often need legal protection.(被後見人はしばしば法的保護を必要とします。)
実際の使用例
これまでに「ward」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: How is the new patient in the ward doing?
(病棟の新しい患者さんの具合はどうですか?)
B: She’s recovering well, thanks to the excellent care.
(優れたケアのおかげで、彼女はよく回復しています。)
A: Which ward do you live in?
(どの区に住んでいますか?)
B: I live in the third ward, near the park.
(公園の近くの第三区に住んでいます。)
「ward」と似ている単語・同じように使える単語
department
「department」という単語も特定の機能や目的を持つ場所を指しますが、「ward」と違って、より多様な組織や機関の一部を指すことが多いです。例えば、会社の「部門」や大学の「学科」です。
例文:She works in the marketing department.(彼女はマーケティング部門で働いています。)
district
「district」は「区」や「地区」を指し、特に行政や地理的な区域を示すときに使います。「ward」と同様に市や町の一部を表すことができますが、より広域を指すこともあります。
例文:This is a quiet residential district.(ここは静かな住宅地区です。)
それぞれの使い分け方
「ward」:病院の「病棟」や都市の「区」、法的な「被後見人」を指すときに使います。
「department」:企業や学校などの組織や機関の一部を指すときに用います。
「district」:広い範囲の行政や地理的な「区」や「地区」を表すときに使用します。
