英語のヒツジ(羊)に関するイメージと羊を使ったことわざ・慣用句

日本で「羊」というと、「おとなしくて、お人好し」のイメージがあります。「羊」を使った英語のイディオムを見てみると、日本とは違う使われ方をすることもありますが、日本のイメージと似たような意味で使われていることもあります。

「黒い羊」は厄介者

「black sheep」は、直訳すると「黒い羊」ですが、これは「厄介な人物」を指します。一般的に、羊の毛の色は白いため、黒い色の羊は群れの中でとても目立ちます。そこから、グループの中で目立つ厄介者を「black sheep」と呼んでいるのです。また、家族の中では、一家の恥となる行為をした人に対して使われることもあります。

My younger brother is a troublemaker in my family. My father calls her the black sheep.
彼は家族の中でトラブルばかり起こす。私の父は彼を厄介者と見ている
Don’t treat her like the black sheep.
彼女を厄介者のように扱うのはやめてください

羊の皮をかぶった狼

「a wolf in sheep’s clothing」は「偽善者」「良い人のふりをした悪い人」を指します。直訳は、日本語のことわざにもある「羊の皮をかぶった狼」と同じです。

I know that you are a wolf in sheep’s clothing.
私はあなたが偽善者だってことを知っている

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良い人と悪い人を分ける

「separate the sheep from the goats」は、「良い人と悪い人を分ける」という聖書の中で使われているイディオムです。直訳すると、「羊とヤギを分ける」という意味になり、「羊」=「良い人」、「ヤギ」=「悪い人」となります。「羊」には良いイメージがあることがわかります。「良い人を悪い人を分ける」という意味だけでなく、「有能な人と無能な人を分ける」という意味でも使われます。

I tried to separate the sheep from the goats from the application forms.
私は、応募書類から有能な人と無能な人を分けようとした

毒を食らわば皿まで

「as well be hanged for a sheep as a lamb」は、「どうせ(主に悪いことを)するなら、とことんやったほうが良い」という意味の、イギリスで使われる古いイディオムです。1820年代のイギリスでは、昔羊を盗むと絞首刑になりました。どうせ同じ絞首刑になるなら、子羊(lamb)だけでなく羊(sheep)も盗んだほうがいい、という意味から来ています。

日本語のことわざでは「毒を食らわば皿まで」と同じような意味になります。英語のことわざでは、「In for a penny, in for a pound.」(ペニーを手に入れたのならポンドも手に入れろ)と同じ意味になります。

He thinks he might as well be hung for a sheep as for a lamb.
彼は、どうせならとことんやってやると思っている

羊の目は「色目」

「cast a sheep’s eye at」は、「~に色目を使う」という意味です。これは、羊の目が大きく潤んで見えることからできた言葉です。

I saw he casted a sheep’s eye at my friend.
私は、彼が私の友達に色目を使っているのを見た
That old girl continues to cast a sheep’s eye at me.
その老いた女性は、私に対して色目を使い続けている




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