英会話スキルの上達には「継続」が最も重要です。学習の継続と効率化にはモチベーションを高く保つ工夫が欠かせません。やる気の維持は学習のカギといえます。
とにかく楽しめる手段で英語に触れる
英語を学ぶことが好きになってしまえば、モチベーションは簡単にMAXに到達します。
とはいえ、英語学習そのものを趣味にすることは狙ってできるものでもありません。でも今の趣味に英語学習の要素を盛り込むことなら、難しくないのではないでしょうか。
映画の鑑賞が好きなら英語の字幕や吹き替えに対応したDVDで鑑賞してみましょう。好きな映画を英語版で見直せば、「このセリフは英語ではこんな風にいうのか」という新たな感動を発見できます。
洋楽の歌詞は、日常会話で使える表現ばかりとは限りませんが、リスナーの心に響く気の利いた表現の宝庫です。歌詞に耳を傾け、自分でもうたってみることで、リスニングとスピーキングのよい練習になります。
こうしたカルチャー的な題材は普段の会話でもよい話題になります。「最近こういう映画を見たんだけど」といって映画の良さを伝えるイメージトレーニングも英作文のよい訓練になります。
エサを用意して自分を釣る
目標があると人は努力しやすくなります。語学はまさに「千里の道」ですが、途中に目指す地点があれば、たゆまずに進もうと思えるものです。
英語学習の目標として利用しやすいのは、定期的に受験できてスコアで評価を測定できる、TOEICやTOEFLのような英語能力試験でしょう。目標が数値化できる点や、試験日という期限がある点も最適です。
ただテストで点を取るだけではいまいち燃えないという場合、目標を達成した場合の「ご褒美」を用意するのも良い手です。TOEICで800点を獲得できたら欲しかったビンテージのギターを買ってもよい、とか、この問題集を解ききったら駅前の○○屋でお腹いっぱい食べる、とか。家族や友人に宣言するといっそう効果的です。
やらなきゃヤバい状況に自分を追い込む
あえて自分を「英語を使わざるを得ない」状況に身を置くという方法も、モチベーションを維持する有効な手立てといえます。たとえば、英語でのコミュニケーションが基本であるようなコミュニティに所属したり、SNSで英語圏のフレンドとメッセージを交換したり。
会社で英語を使う業務に携わる状況は、「英語に取り組まざるを得ない」場面としては最強といえます。ただ、ある程度の英語力がなければ配属を受理されることは厳しいという現実があります。伴う責任も重大です。
さほど深刻な状況に陥らない程度に英語を強いる方法として、たとえばSNSで英語圏の方にメッセージを送ってみたり、海外企業に顧客として問い合わせてみるといった方法もあります。