「推測」は英語で何と言えばよい?
「推測」という言葉は、何かを根拠にして予想することを指します。英語ではこの概念を表すためにいくつかの単語が存在しますが、文脈やニュアンスによって使い分ける必要があります。この記事では「推測」に相当する英語表現をいくつか紹介し、それぞれの使用例と共に解説していきます。どの表現を使うべきか迷ったときの参考にしてください。
「推測」の英語訳① guess
最も一般的な「推測」の英訳は「guess」です。この単語は日常会話で頻繁に使われ、確かな証拠がない状態で何かを予想する際に用いられます。例えば、天気予報を見ずに明日の天気を予想する時などに使います。
例文①:I guess it will rain tomorrow.(明日は雨が降ると推測します。)
例文②:He guessed the answer to the question.(彼はその問題の答えを推測した。)
例文③:Can you guess how old she is?(彼女の年齢を推測できますか?)
「推測」の英語訳② speculate
「speculate」という単語は、より公式な文脈や、経済や科学の分野で使われることが多い「推測」の表現です。データや傾向に基づいて未来の出来事について考える場合に適しています。
例文①:Economists speculate that the stock market will recover soon.(経済学者たちは株式市場が間もなく回復すると推測している。)
例文②:Scientists are speculating about the possibility of life on other planets.(科学者たちは他の惑星に生命が存在する可能性について推測している。)
例文③:The media speculated about the reasons for the celebrity’s sudden retirement.(メディアはその有名人の突然の引退理由について推測した。)
「推測」の英語訳③ infer
「infer」という単語は、観察や既知の事実から論理的に結論を導き出す際に使用される「推測」の表現です。この単語は、何らかの証拠に基づいて結論を出す際に特に適しています。
例文①:From the evidence, the detective inferred that the suspect was guilty.(証拠から、探偵は容疑者が有罪であると推測した。)
例文②:We can infer the cause of the accident from the skid marks on the road.(道路のスキッドマークから事故の原因を推測することができる。)
例文③:The teacher inferred that the student hadn’t studied because of his poor test results.(教師は生徒の悪いテストの結果から、勉強していないと推測した。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここまでの解説で、それぞれの英語訳が持つニュアンスや使用される文脈の違いを見てきました。簡単にまとめると、guessは日常的な推測、speculateはより専門的な推測、inferは証拠に基づく論理的な推測に適しています。これらの違いを理解することで、適切な単語を選ぶ際の手助けになるでしょう。
guess:日常的な、証拠に基づかない推測
speculate:専門的な、データや傾向に基づく推測
infer:証拠や事実から論理的に導き出される推測
「推測」を使う際によく用いられる表現
表現① make an educated guess
「make an educated guess」は、利用可能な情報をもとにして、より根拠のある推測をするという意味の表現です。このフレーズは、完全な確証はないものの、ある程度の知識や理解に基づいて推測を行う際に使われます。
例文:Based on the symptoms, the doctor made an educated guess about the patient’s condition.(症状に基づき、医者は患者の状態について根拠のある推測をした。)
まとめ
この記事では、「推測」を英語でどのように表現するか、そしてそれぞれの表現が持つニュアンスや使われる文脈について解説しました。guess、speculate、inferという単語はそれぞれ異なるシチュエーションで使われ、推測の程度や根拠に応じて選ぶべき単語が変わります。また、「make an educated guess」という表現は、情報に基づいた推測をする際に役立つフレーズです。これらの知識を活用して、英語でのコミュニケーションをより正確かつ効果的に行いましょう。