「説教」は英語で何と言えばよい?
みなさん、最近誰かに「説教」されたことはありますか?それとも、誰かに「説教」したことがありますか?「説教」を英語で表現する際に、どのように言えばよいのでしょうか?
「説教」の英語訳①lecture
「説教」の英語訳としてよく使われるのが「lecture」です。この「lecture」は、特に長々とした指導や注意をする場面で使われます。学校の授業とは異なり、親や上司が何かを教え諭す際に使われることが多いです。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
① My dad gave me a lecture about responsibility.(父は私に責任について説教した。)
② She lectured him on the importance of honesty.(彼女は彼に正直の重要性について説教した。)
③ The coach lectured the team after their poor performance.(コーチはチームの不出来なパフォーマンスの後に説教した。)
「説教」の英語訳②sermon
「sermon」も「説教」として使うことができますが、これは宗教的な場面での説教を指すことが多いです。教会で牧師が行う説教が典型的な例です。日常会話では、比喩的に使われることもあります。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
① The priest delivered a powerful sermon on kindness.(司祭は親切について力強い説教をした。)
② I don’t need a sermon on how to live my life.(自分の人生の生き方についての説教は要らない。)
③ His sermon inspired many in the congregation.(彼の説教は多くの会衆を感動させた。)
「説教」の英語訳③scolding
「scolding」は、叱る意味合いの「説教」を表現する際に使われます。これは、怒りを伴う厳しい注意や叱責を指します。親が子供を叱る場面などでよく使われます。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
① The teacher gave the students a scolding for being late.(先生は遅刻した生徒たちを叱った。)
② She received a scolding from her boss for missing the deadline.(彼女は締め切りを逃したことで上司から叱られた。)
③ I got a scolding for not cleaning my room.(部屋を掃除しなかったことで叱られた。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説したニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。手っ取り早く違いを知りたい方はこちらをご覧ください!
lecture:長々とした指導や注意を指し、親や上司が何かを教え諭す際に使われる。例文:My dad gave me a lecture about responsibility.
sermon:宗教的な場面での説教を指し、教会で牧師が行う説教が典型的。例文:The priest delivered a powerful sermon on kindness.
scolding:怒りを伴う厳しい注意や叱責を指し、親が子供を叱る場面で使われる。例文:The teacher gave the students a scolding for being late.
「説教」を使う際によく用いられる表現
表現① give a lecture
give a lectureは、誰かに説教をするという意味の表現である。
例文:He gave me a lecture on punctuality.(彼は時間厳守について私に説教した。)
表現② deliver a sermon
deliver a sermonは、宗教的な説教を行うという意味の表現である。
例文:The pastor delivered a sermon on forgiveness.(牧師は許しについて説教を行った。)
「説教」を使う際に一緒に使われやすい単語
英単語 | 日本語訳 |
---|---|
admonish | 忠告する |
rebuke | 叱責する |
reprimand | 叱責する |
まとめ
「説教」を英語で表現する際には、状況やニュアンスに応じて「lecture」、「sermon」、「scolding」などの単語を使い分けることが重要である。それぞれの単語が持つ微妙なニュアンスを理解し、適切な場面で使うことで、より正確なコミュニケーションが可能になる。