英語の口語表現を楽しく身につける学習法として、ディズニー作品の主題歌・挿入歌を聞く方法があります。ディズニー作品に使われる楽曲の英語歌詞の多くが、英会話でよく使う表現を含んでいます。
例えば、1989年公開のディズニー映画「The Little Mermaid」(リトル・マーメイド)の挿入歌「Part Of Your World」。あらためて聞いてみてはいかがでしょうか。
The Little Mermaid の「Part Of Your World」
「The Little Mermaid」は1989年に公開されたアニメーション映画で、主人公の人魚姫・アリエルはディズニーを代表するプリンセスのひとりとして高い人気を誇るキャラクターです。
挿入歌「Part Of Your World」は、アリエルの地上への憧れのる気持ちを歌った曲。恋い焦がれるような切ない曲調や歌詞は心に響くものがあります。今もディズニーソングの中でこれが一番好き、という根強いファンが多い曲です。
You want thingamabobs?
あの何とかっていうものが欲しいの?
「thingamabob」は、「名前が思い出せないもの」の意味で使われる口語表現です。話し言葉では上記の例のように、「Do you ~?」という形を使わずに物事を尋ねることがあります。
I wanna be where the people are
人間のいる場所に行きたい
「wanna」は「want to」を省略した口語表現です。「be」や「are」は「そこにいる」という意味で使われています。
What do you call ’em?
あれを何て言うんだっけ
「’em」は「them」の省略です。話し言葉でよく使われます。
ディズニー映画は目と耳で聞く
ディズニー映画作品の挿入歌パートは映像も音声も珠玉であり、そして英語学習の教材としてもうってつけです。
メロディには普遍的な美しさがあり、誰でも受け入れることができます。
歌詞も平易で分かりやすく、日常的な語やちょっとこなれた表現が満載。
発音も明瞭で模範的。カラオケ的発音練習にも最適。
映像は曲と密接に連携していて、歌詞の内容を動作やアイテムで補助してくれます。
リトルマーメイドといえば「Under the Sea」も外せません。こちらはアカデミー歌曲賞に輝いた、実質的に本作を代表する曲です。ジャンルとしては「カリプソ」と区分される、カリブ海周辺にルーツをもつカーニバル音楽が、心を陽気にしてくれます。
なお完全に余談ではありますが、LINEゲームアプリやぬいぐるみのシリーズとして人気の「ツムツム」(Disney Tsum Tsum)は、日本語の「積む」に由来するネーミングです。