「前前前世」は英語でどう言う?

「前前前世」はRADWIMPSが発表した曲のタイトルです。曲名は英語もそのまま「Zenzenzense」とする扱い方が標準的です。

「前世」は普通 past life のように訳されます。「前前前世」も past-past-past life のように表現すれば意味が通じるかもしれません。でも基本的にはもっと抜本的な言い換えを探ったほうが無難でしょう。

曲名としての「前前前世」は英語でもそのまま「Zenzenzense」

RADWIMPSの曲を念頭におく場合、曲タイトルの「前前前世」は固有名詞的に「Zenzenzense」と表現する考え方が最も無難といえます。

「Zen Zen Zense」のように分かち書きされている例は、皆無とも言い切れませんが、ほぼ見られません。なんかズンドコ節みたい。

典拠は RADWIMPS 自身が歌った英語ver.

2017年に本家RADWIMPSが「前前前世」の英語歌詞バージョンを発表しています。つまり「前前前世」には公式の英語訳があるということ。

その英語版では曲タイトルも「Zenzenzense」であり、曲中サビの部分に登場する「君の前前前世から僕は」という歌詞でも「Back in the Zenzenzense」と歌われています。

RADWIMPS Zenzenzense (English ver.) – J-Lyric.net

意味を汲んだ英語訳も場合によってはアリ

「前前前世」は2016年に劇場公開されて大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」の主題歌であり、映画も主題歌も共に海外で多くのファンを魅了しています。

YouTubeには「前前前世」をカバーした(歌ってみた系の)動画がいくつも投稿されており、数十万~数百万の再生数を記録しているものも少なくありません。

その中では特に、RAD自身が英語版を公開する前に曲をカバーして公開(投稿)した日英バイリンガルの歌い手・渡辺レベッカさんがサビの「前前前世」部分を「past-past-past life」と訳して歌っているのは、注目しておいてよいかもしれません。

YouTube上には歌詞の趣旨を汲んでもっと大胆に意訳して歌っている方もいます。


「前前前世」の意味合いを英語表現として再現するのは難しい

RADWIMPSの曲のタイトルという前提をあえて除いて、あくまでも日本語表現として捉えた場合は、どう訳せるか? これはかなり難しい問題です。

意味を汲んで説明するとすれば「前世の前世のこれまた前世」「3回転生する前」といったところでしょう。この発想自体かなり独創的なもので、人口に膾炙した表現に当てはまめことは困難です。

しかも「前世」は仏教的な概念であり、そもそも西欧キリスト教文化圏では馴染みのある考え方とは言えません。

past life も、英語では「これまでの半生」くらいの意味で用いられることもある表現です。前世というより前半生という感じでしょう。

仏教的「前世」は previous life とか previous existence 、あるいは former life のようにも表現できますが、いずれも学術的なカタい表現であり、previous-previous-previous と重ねて3倍増しにするような言い方はできません(まあ past-past-past も大概ですが)。

もっと柔軟に意味を汲んで言い換える発想が英語には必要

素朴に直訳する考え方では 前-前-前世 の意味するところを上手く伝えることは困難でしょう。ということは表現の意図を自分なりに咀嚼して意訳しなくてはなりません。

たとえば「私たちがこの世に生まれるよりもずっと前から」と表現してみる手はアリでしょう。この場合たとえば before we were even born という風に表現できます。

脈絡によっては「運命として決まっていたことなんだ」という風に言い換える手もアリかもしれません。この種類の運命は fate と表現できます。

We are linked by a thread of fate.
僕らは運命の糸で結ばれていたんだ




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