英語のネットスラングにもさまざまな種類があります。多く見られるパターンは、綴りをわざと変えたり、単語の先頭1文字だけつなげて表記したりした形の略語です。
たいていの略語は、あらかじめ意味を知っていないと意味不明。初めて目にしたときはチンプンカンプンでしょう。しかし聞き返してしまのは野暮というもの。
スラングは仲間内で軽口を叩く時に使われます。ちょっと知っている、少し使える、というだけでも、コミュニケーションの楽しさは段違いのはずです。
BBSやオンラインゲームのチャットなどのように、雑多に人が集って気兼ねなく発言する場面では、やはり軽口が増える傾向があります。
目次
LOL
laughing out loud (声だしてワロタ)
笑いを表す語です。日本語ネットスラングの「(笑)」に対応する表現としてよく紹介されます。
海外サイトなどでは比較的よく目にする表現です。
ROFL
rolling on the floor laughing(笑い転げた)
「LOL」よりも強い意味で使われる語です。抱腹絶倒の様子を表します。
「ワロタ」との対比で言えば「クソワロタ」の位置づけといえるでしょうか。
RIP
rest in peace(冥福を祈る)
弔いの言葉で、「安らかにお眠りください」という意味。「R.I.P.」とも表記されます。
ラテン語に起源のある由緒ある言い方で、これ自体は煽り文句ではありませんが、ゲームなどではやはり煽りの意味で使われることがあります。
OMG
oh my god(なんてこった)
驚きを表す一般的な言い方で、これはポジティブな意味でもネガティブな意味でも使えます。
WTF
what the fuck(何だって~!?)
衝撃を受けた、にわかには信じられない、といった意味で主に使われます。「何だコレ」「何なんだよもう」のようなニュアンスも。
f**kを含む「Fワード」なので基本的に卑語の部類に含まれます。
AKA
also known as(~としても知られる)
別名・異称・通称・ニックネーム・二つ名などを紹介する場面で使われます。
編集部注:AKAの略語について一部記述を修正しました(2015/12/12)
CUZ / COZ / COS
because(なぜなら)
理由を表すときに使う語です。相手を教え諭す際などに。
BCUZやBCOSなど、多くの表記パターンがあります。
BTW
by the way(ところで)
話題を変えるときに使われる語です。相手をスルーする際などにも。
CYL
See you later.(またあとで)
一時的に会話を終わらせるときの挨拶として使われる語です。
ゲーム中の会話や、あるいは相手の議論をスルーする際などに。
TTYL
talk to you later(あとで話しかけます)
これも一時的に会話を終了させる意味で使われる語です。
CYLもTTYLも、他の表現の多くもそうですが、基本的には他意のない挨拶です。煽り文句かどうかは文脈によります。
GJ
good job(よくやった)
相手をほめる時に使う語です。日本語のネットスラングと同様。
IC
I see.(わかった)
理解を示すときに使う語です。
THX
Thanks.(サンクス)
簡単な感謝を示す語です。
FYI
for your information(参考まで)
参照できる情報を示す場合に使えます。ビジネスシーンでも多く使われる略語です。
orz ・・・は通じないかも!
最後に余談をひとつ。ガックリ落胆した様子を表す「orz 」は、シンプルなアルファベットで構成された英語圏っぽい記号ですが、これは実は日本のオリジナルです。
英語圏でも、日本発の顔文字(emoticon)としてそこそこ知られているため、海外掲示板で目にすることはがあるかもしれません。文脈によっては、自分の投稿に少し日本的センスを演出する際の小道具として使える・・・かもしれませんね。