飛行機は、車や電車や船よりも格段に速く、島国の日本から外国に行くには欠かすことのできない乗り物です。しかし、航空券の予約やチェックイン、空港での手続きなどなにかと面倒なこともたくさんありますよね。
海外の空港のように慣れない環境でトラブルにあうと、どうしていいかわからず途方にくれてしまいがちですが、すぐに事情を説明できれば大事に至るのをふせぐことができます。万が一に備えて、よくあるトラブルをあらかじめ想定し、適切な対処ができるようにしておきましょう。
予定のフライトに乗り遅れそうな場合
・Could you wait for my check-in?
(チェックインを待ってもらえますか。)
・I’m sorry, but I am afraid I might miss a connecting flight at 15:30. Could you proceed the boarding as soon as possible?
(すみませんが、15時30分の乗り継ぎ便に乗り遅れてしまいそうです。搭乗手続きをなるべく早くしてくれませんか?)
出発の1時間前までに空港に到着できないとわかったら、すぐに航空会社の空港カウンターまたは予約センターへ電話をかけます。乗り継ぎの税関や入国審査で足止めされることもありますが、そんなときは係員に事情を訴えてみましょう。
予定のフライトが運休もしくは大幅に遅延している場合
・Could you book me on another airline’s flight?
(他の航空会社の便を予約してもらえませんか?)
・Would you endorse my ticket to British Airways ?
(この搭乗券でブリティッシュ・エアウェイズに振り替えてもらえますか?)
飛行機は天候や機体の調子に左右されやすく、出発が何時間も遅れることがあります。フライトが運休になると同じ航空会社内の便が順番に割り振られますが、その待ち時間は見当がつきにくいものです。正規料金チケットであれば他の航空会社の便に振り替えてもらえる可能性もあるので、時間に余裕がないときは、他の便を取ってもらうことも考えましょう。
機内預け荷物が出てこない場合
・I am missing my luggage.
(私の荷物が行方不明です。)
・Here is my claim tag. Could you check the status?
(これが私の荷物の引換証なのですが、現在の状況を調べてもらえませんか?)
出発時に預けた荷物がターンテーブルから出てこないトラブルは、自分で気をつけようがないうえとても頻繁に起こります。捜索してもらうためには、搭乗券と一緒に渡された手荷物引換証(クレーム・タグ)をバゲージクレーム・カウンターに持って行きましょう。
困ったことが起きたときは、恥ずかしがらずに思い切って周りの人に助けを求めるのが得策です。人に頼みごとをするときには「Could you~?」や「Would you~?」のかたちで丁寧に話しかけるよう心がけましょう。