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塵も積もれば山となるは英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「塵も積もれば山となる」は英語で何と言えばよい?

「塵も積もれば山となる」という日本語のことわざは、小さなものが積み重なれば大きなものになるという意味を持ちます。英語にも同じような意味を表す表現がいくつか存在します。この記事では、その英語訳と使い分けについて例文を交えて詳しく解説していきます。小さな努力が大きな成果につながることを説明したい時に役立ててください。

「塵も積もれば山となる」の英語訳① Every little helps

最も直接的な英訳として「Every little helps」というフレーズがあります。これは、どんなに小さな貢献や努力も全体にとっては有益であるという意味合いを持っています。主に日常生活やビジネスの文脈で使われることが多いです。

例文①:Even if you can only spare a dollar, every little helps.(たとえ1ドルしか余裕がなくても、少しでも助けになる。)

例文②:I try to save a few pennies every day because every little helps.(毎日少しずつお金を貯めています。塵も積もれば山となるからです。)

例文③:She contributes an hour a week to the local community center. Every little helps.(彼女は週に1時間地域のコミュニティセンターに貢献しています。小さな努力が積み重なるのです。)

「塵も積もれば山となる」の英語訳② Many a little makes a mickle

もう一つの訳として「Many a little makes a mickle」という表現があります。この古い英語のことわざは、多くの小さなものが集まって大きなものになるという意味です。現代ではあまり一般的ではありませんが、文学的な文脈や歴史的な話題に触れる際に用いられることがあります。

例文①:He collected stamps over the years, and many a little makes a mickle; now his collection is quite valuable.(彼は年月をかけて切手を集め、塵も積もれば山となる;今ではそのコレクションはかなり価値がある。)

例文②:By saving just a little from her salary each month, she eventually bought a car—many a little makes a mickle.(毎月給料から少しずつ貯金して、最終的に彼女は車を買った—塵も積もれば山となる。)

例文③:Each contribution to the charity may seem small, but many a little makes a mickle.(その慈善団体への各寄付は小さく思えるかもしれませんが、塵も積もれば山となる。)

「塵も積もれば山となる」の英語訳③ Little by little, a little becomes a lot

別の類似表現として「Little by little, a little becomes a lot」というフレーズもあります。これは、少しずつ積み重ねることで、最終的には多くのものになるという意味です。個人の成長やプロジェクトの進行など、時間をかけて結果を出す状況で使われることが多いです。

例文①:She learned the piano little by little, and now a little has become a lot—she’s a skilled pianist.(彼女は少しずつピアノを学び、今では小さな努力が大きなものになりました—彼女は熟練したピアニストです。)

例文②:Little by little, he improved his running time, and a little became a lot when he won the marathon.(彼は少しずつ走る時間を改善し、マラソンで勝ったとき、小さな努力が大きな成果になりました。)

例文③:If you save just a little money from each paycheck, little by little, a little becomes a lot, and you’ll have a nice savings.(給料から少しでもお金を貯めれば、少しずつで、小さな貯金が大きな貯金になります。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

これまでに挙げた英語の表現は、いずれも「塵も積もれば山となる」という日本語のことわざと同様の意味を持ちますが、使用される文脈には若干の違いがあります。以下にそれぞれの表現のニュアンスと使われる文脈の違いをまとめます。

Every little helps:日常生活やビジネスの文脈で、小さな努力や貢献が全体にとって有益であることを強調する際に使われる。

Many a little makes a mickle:古い英語のことわざであり、文学的な文脈や歴史的な話題に触れる際に用いられることがある。

Little by little, a little becomes a lot:個人の成長やプロジェクトの進行など、時間をかけて結果を出す状況で使われる。


「塵も積もれば山となる」を使う際によく用いられる表現

表現① Every contribution counts

Every contribution countsは、「どんなに小さな貢献も重要である」という意味の表現です。このフレーズは、特にチームワークや共同作業の文脈で、全員の努力が大切であることを強調する際に使われます。

例文:Every contribution counts, so please do what you can to help.(どんなに小さな貢献も重要ですので、できることをして助けてください。)

表現② Rome wasn’t built in a day

「Rome wasn’t built in a day」という表現は、「ローマは一日にして成らず」という意味で、大きな成果や成功を達成するには時間がかかることを示すために使われます。このフレーズは、忍耐と持続的な努力の重要性を説く際に用いられることが多いです。

例文:You might not see progress right away, but remember, Rome wasn’t built in a day.(すぐに進歩が見えなくても、ローマは一日にして成らずということを覚えておいてください。)

表現③ Step by step

「Step by step」という表現は、「一歩ずつ」という意味で、目標に向かって着実に進むことの重要性を強調する際に使われます。このフレーズは、小さなステップが最終的に大きな成果につながることを示すために用いられることがあります。

例文:Step by step, you’ll reach your goal. Just keep moving forward.(一歩ずつで、あなたは目標に到達します。前進し続けてください。)

まとめ

この記事では、「塵も積もれば山となる」という日本語のことわざを英語でどのように表現するか、その際の適切な言い回しや文脈について解説しました。小さな努力や貢献が積み重なって大きな成果につながるという普遍的なメッセージは、多くの文化や言語に共通しています。そのため、これらの英語表現は国際的なコミュニケーションの場で有効に活用することができるでしょう。何事も諦めず、一歩ずつ前進していけば、やがては目標を達成することができます。

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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