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独裁者は英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「独裁者」は英語で何と言えばよい?

「独裁者」という言葉を英語で表現する際には、いくつかの単語が考えられます。この記事では、それぞれの英語訳とその使い分けを例文を交えて詳しく解説します。英語での表現をマスターして、より正確なコミュニケーションを目指しましょう。

「独裁者」の英語訳① dictator

「独裁者」を英語で最も一般的に表す言葉は「dictator」です。この単語は、一国を絶対的な権力で支配する人物を指します。通常、民主的な選挙や合意形成のプロセスを経ずに権力を握ることが多いです。

例文①:The dictator ruled the country with an iron fist.(その独裁者は鉄の拳で国を支配した。)

例文②:Many citizens fled the oppressive regime of the dictator.(多くの市民がその独裁者の抑圧的な政権から逃れた。)

例文③:The international community condemned the dictator’s actions.(国際社会はその独裁者の行動を非難した。)

「独裁者」の英語訳② autocrat

「autocrat」という単語も「独裁者」を意味しますが、こちらは特に個人の絶対的な権力を強調する際に用いられます。自己中心的で他者の意見を容認しない特徴を持つ支配者を指すことが多いです。

例文①:The autocrat made all decisions without consulting his advisors.(その独裁者は顧問たちに相談せずに全ての決定を下した。)

例文②:He was known as a ruthless autocrat who tolerated no dissent.(彼は容赦ない独裁者として知られており、反対意見を一切許さなかった。)

例文③:The autocrat’s regime was marked by a lack of freedom and human rights.(その独裁者の政権は自由と人権の欠如が特徴だった。)

「独裁者」の英語訳③ tyrant

「tyrant」は「独裁者」を指す言葉として使われることもありますが、この単語には暴君という意味合いが強く含まれています。不正や暴力を用いて権力を行使することが暗示されることが多いです。

例文①:The tyrant was feared by all for his cruelty.(その暴君は彼の残酷さから全ての人に恐れられていた。)

例文②:Historians often describe him as a tyrant who destroyed many lives.(歴史家たちは彼を多くの命を破壊した暴君としばしば描写する。)

例文③:Rebels rose up against the tyrant to restore democracy.(反乱軍は民主主義を取り戻すためにその暴君に対して立ち上がった。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここで、上記で解説した「独裁者」の英語訳のニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。これらの違いを理解することで、より適切な単語を選択することができます。

dictator:絶対的な権力を持ち、民主的プロセスを経ずに支配する人物。

autocrat:個人の絶対的な権力を強調し、自己中心的な支配を行う人物。

tyrant:不正や暴力を用いて権力を行使し、残酷な行為を行う暴君。


「独裁者」を使う際によく用いられる表現

表現① overthrow a dictator

「overthrow a dictator」は「独裁者を打倒する」という意味の表現です。独裁政権に対する反乱や革命の文脈でよく使われます。

例文:The rebels aimed to overthrow the dictator and establish a democratic government.(反乱軍は独裁者を打倒し、民主的な政府を樹立することを目指した。)

表現② depose a tyrant

「depose a tyrant」は「暴君を退位させる」という意味の表現です。特に、不正な手段で権力を握っている支配者を追放する際に使用されます。

例文:The international court sought to depose the tyrant for his crimes against humanity.(国際裁判所は人道に対する罪でその暴君を退位させることを求めた。)

まとめ

この記事では、「独裁者」を英語で表現する際のいくつかの単語とその使い分けについて解説しました。それぞれの単語には独自のニュアンスがあり、適切な文脈で使用することが重要です。また、「独裁者を打倒する」などの表現も紹介しました。これらの知識を活用して、より精確な英語表現を身につけましょう。

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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