以上のことからは英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「以上のことから」を英語で表現する際にはいくつかの選択肢があります。この記事では、「以上のことから」を表す英語表現とその使い分け、さらに実際の例文を交えて解説します!

「以上のことから」の英訳候補一覧

各項目へスキップ!
各英単語の使い分け・使用例
各単語の発音

「以上のことから」の英語訳① Therefore

「Therefore」は、したがってという意味で、前述の内容を受けて結論を述べる際に使われます。

例文:

左の画像

A: The experiment showed consistent results. Therefore, we can conclude that the hypothesis is correct.
(実験は一貫した結果を示しました。したがって、仮説が正しいと結論付けることができます。)
右の画像

B: That makes sense. The data supports our theory.
(納得です。データが理論を支持しています。)

例文②:

左の画像

A: The weather forecast predicts heavy rain. Therefore, the event will be postponed.
(天気予報は大雨を予測しています。したがって、イベントは延期されます。)
右の画像

B: I’ll inform everyone about the new date.
(新しい日程を皆に知らせます。)

「以上のことから」の英語訳② Thus

「Thus」は、このようにしてという意味で、前述の内容から結果や結論を述べる際に使われます。

例文:

左の画像

A: He has not responded to any of our calls. Thus, we assume he is not interested.
(彼は私たちの電話に一切応答していません。このようにして、彼が興味を持っていないと推測します。)
右の画像

B: We should move on and look for other candidates.
(先に進んで他の候補者を探すべきです。)

例文②:

左の画像

A: She finished all her assignments early. Thus, she had more free time.
(彼女はすべての課題を早く終わらせました。このようにして、彼女はより多くの自由時間を持ちました。)
右の画像

B: It’s a good strategy to manage time efficiently.
(時間を効率的に管理するための良い戦略です。)

「以上のことから」の英語訳③ Hence

「Hence」は、それゆえにという意味で、前述の理由から結果や結論を述べる際に使われます。

例文:

左の画像

A: The company is expanding rapidly. Hence, we are hiring more staff.
(会社は急速に拡大しています。それゆえに、私たちはより多くのスタッフを雇用しています。)
右の画像

B: It’s important to support the growth with a strong team.
(強力なチームで成長をサポートすることが重要です。)

例文②:

左の画像

A: He didn’t study for the test. Hence, he failed.
(彼はテストのために勉強しませんでした。それゆえに、彼は不合格でした。)
右の画像

B: He needs to work harder next time.
(次回はもっと頑張る必要があります。)

「以上のことから」の英語訳④ Consequently

「Consequently」は、結果としてという意味で、前述の内容の結果として何かが起こったことを述べる際に使われます。

例文:

左の画像

A: The team didn’t meet the deadline. Consequently, the project was delayed.
(チームは締め切りに間に合いませんでした。その結果、プロジェクトは遅れました。)
右の画像

B: We need to improve our time management.
(私たちは時間管理を改善する必要があります。)

例文②:

左の画像

A: She didn’t follow the instructions. Consequently, the results were incorrect.
(彼女は指示に従いませんでした。その結果、結果は間違っていました。)
右の画像

B: It’s crucial to follow the guidelines.
(ガイドラインに従うことが重要です。)

「以上のことから」の英語訳⑤ As a result

「As a result」は、その結果としてという意味で、前述の内容が原因で何かが起こったことを述べる際に使われます。

例文:

左の画像

A: The company reduced its workforce. As a result, many employees lost their jobs.
(会社は人員を削減しました。その結果、多くの従業員が職を失いました。)
右の画像

B: It’s a difficult situation for everyone involved.
(関係者全員にとって厳しい状況です。)

例文②:

左の画像

A: They invested heavily in marketing. As a result, sales increased significantly.
(彼らはマーケティングに多額の投資をしました。その結果、売上が大幅に増加しました。)
右の画像

B: That shows the power of effective advertising.
(効果的な広告の力を示していますね。)

「以上のことから」の英語訳⑥ For this reason

「For this reason」は、この理由でという意味で、前述の内容が原因で何かが起こったことを述べる際に使われます。

例文:

左の画像

A: The weather was bad. For this reason, the picnic was canceled.
(天気が悪かった。この理由でピクニックは中止されました。)
右の画像

B: We’ll reschedule it for another day.
(別の日に再調整しましょう。)

例文②:

左の画像

A: The project was underfunded. For this reason, it was delayed.
(プロジェクトは資金不足でした。この理由で遅れました。)
右の画像

B: We need to secure more funding.
(もっと資金を確保する必要があります。)

それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

それぞれのニュアンスと誤用・誤解の例

1. Therefore

適切な使用:

意図: 前述の内容を受けて結論を述べる際に使います。

事例: “The experiment showed consistent results. Therefore, we can conclude that the hypothesis is correct.”

意味: 実験は一貫した結果を示しました。したがって、仮説が正しいと結論付けることができます。

誤用・誤解の例:

誤用の例: 「Therefore」を接続詞として使う場合

例: “She was tired. Therefore, went to bed.”

説明: 「Therefore」は独立した文を接続するために使いますが、接続詞として使うのは適切ではありません。

2. Thus

適切な使用:

意図: 前述の内容から結果や結論を述べる際に使います。

事例: “He has not responded to any of our calls. Thus, we assume he is not interested.”

意味: 彼は私たちの電話に一切応答していません。このようにして、彼が興味を持っていないと推測します。

誤用・誤解の例:

誤用の例: 「Thus」を話し言葉で頻繁に使う場合

例: “She was busy, thus she couldn’t come.”

説明: 「Thus」は書き言葉で使われることが多く、話し言葉では「so」が一般的です。

3. Hence
適切な使用:

意図: 前述の理由から結果や結論を述べる際に使います。

事例: “The company is expanding rapidly. Hence, we are hiring more staff.”

意味: 会社は急速に拡大しています。それゆえに、私たちはより多くのスタッフを雇用しています。

誤用・誤解の例:

誤用の例: 「Hence」を過去の出来事に対して使う場合

例: “He failed the test, hence he didn’t study.”

説明: 「Hence」は通常、未来の結果に対して使われ、過去の出来事には「therefore」が適しています。

4. Consequently

適切な使用:

意図: 前述の内容の結果として何かが起こったことを述べる際に使います。

事例: “The team didn’t meet the deadline. Consequently, the project was delayed.”

意味: チームは締め切りに間に合いませんでした。その結果、プロジェクトは遅れました。

誤用・誤解の例:

誤用の例: 「Consequently」を短い文章で使う場合

例: “The project failed. Consequently, we were.”

説明: 「Consequently」は、結果を詳しく述べるために使われることが多く、短い文章では「so」が適しています。

5. As a result

適切な使用:

意図: 前述の内容が原因で何かが起こったことを述べる際に使います。

事例: “The company reduced its workforce. As a result, many employees lost their jobs.”

意味: 会社は人員を削減しました。その結果、多くの従業員が職を失いました。

誤用・誤解の例:

誤用の例: 「As a result」を原因として使う場合

例: “As a result of his hard work, he got promoted.”

説明: 「As a result」は結果を述べるために使われ、原因として使う場合は「due to」が適しています。

6. For this reason

適切な使用:

意図: 前述の内容が原因で何かが起こったことを述べる際に使います。

事例: “The weather was bad. For this reason, the picnic was canceled.”

意味: 天気が悪かった。この理由でピクニックは中止されました。

誤用・誤解の例:

誤用の例: 「For this reason」を単独で使う場合

例: “The meeting was postponed. For this reason.”

説明: 「For this reason」は理由を述べるために使われ、単独で使うのは適切ではありません。

「以上のことから」の英語の発音の仕方とカタカナ表記

各単語の発音記号と、それをカタカナでの近似表記を以下に示します。発音記号は、国際音声記号(IPA)に基づいています。

1. Therefore

  • 発音記号: /ˈðɛərˌfɔːr/
  • カタカナ表記: ゼアフォア

2. Thus

  • 発音記号: /ðʌs/
  • カタカナ表記: ザス

3. Hence

  • 発音記号: /hɛns/
  • カタカナ表記: ヘンス

4. Consequently

  • 発音記号: /ˈkɒnsɪkwəntli/
  • カタカナ表記: コンセクエントリ

5. As a result

  • 発音記号: /æz ə rɪˈzʌlt/
  • カタカナ表記: アズ ア リゾルト

6. For this reason

  • 発音記号: /fɔːr ðɪs ˈriːzən/
  • カタカナ表記: フォア ディス リーズン

「以上のことから」に関連する英単語一覧

英単語 日本語訳 リンク
therefore したがって weblioで解説を読む
thus このように weblioで解説を読む
hence それゆえに weblioで解説を読む
consequently 結果として weblioで解説を読む
as a result その結果 weblioで解説を読む
for this reason この理由で weblioで解説を読む
thereby それによって weblioで解説を読む
accordingly それに応じて weblioで解説を読む
thusly このようにして weblioで解説を読む
because of this このため weblioで解説を読む
owing to this このために weblioで解説を読む
due to this このために weblioで解説を読む
resultantly 結果として weblioで解説を読む
subsequently その後 weblioで解説を読む
inevitably 必然

的に

weblioで解説を読む

「以上のことから」を使う際によく用いられる表現

ここでは、「以上のことから」に関連する英語表現をいくつか紹介します。これらの表現を使いこなすことで、より自然な英語を話すことができます。

表現① due to

「due to」は「〜のため」という意味の表現です。

左の画像

A: The flight was delayed due to bad weather.
(悪天候のため、フライトが遅れました。)
右の画像

B: We apologize for any inconvenience.
(ご不便をおかけして申し訳ありません。)

例文②:

左の画像

A: The meeting was canceled due to unforeseen circumstances.
(予期しない事情により、会議はキャンセルされました。)
右の画像

B: Please let us know the new schedule.
(新しい日程を教えてください。)

表現② because of

「because of」は「〜のために」という意味の表現です。

左の画像

A: She couldn’t attend the meeting because of a family emergency.
(彼女は家庭の緊急事態のため、会議に出席できませんでした。)
右の画像

B: I hope everything is okay.
(すべてが無事であることを願っています。)

例文②:

左の画像

A: We had to cancel the trip because of the storm.
(嵐のため、旅行をキャンセルしなければなりませんでした。)
右の画像

B: That’s unfortunate. Let’s reschedule.
(それは残念です。日程を再調整しましょう。)

表現③ resulting from

「resulting from」は「〜に起因する」という意味の表現です。

左の画像

A: The delays were resulting from technical issues.
(遅延は技術的な問題に起因していました。)
右の画像

B: We need to address those issues immediately.
(その問題に直ちに対処する必要があります。)

例文②:

左の画像

A: The success was resulting from their hard work.
(成功は彼らの努力に起因していました。)
右の画像

B: It’s a well-deserved achievement.
(それは当然の成果です。)

表現④ attributable to

「attributable to」は「〜によるもの」という意味の表現です。

左の画像

A: The success is attributable to their dedication.
(成功は彼らの献身によるものです。)
右の画像

B: Their hard work paid off.
(彼らの努力が実を結びました。)

例文②:

左の画像

A: The delay was attributable to bad weather.
(遅延は悪天候によるものです。)
右の画像

B: It was beyond our control.
(それは私たちの制御を超えていました。)

表現⑤ owing to

「owing to」は「〜のため」という意味の表現です。

左の画像

A: The cancellation was owing to the lack of

participants.
(キャンセルは参加者の不足によるものでした。)

右の画像

B: Let’s try to recruit more people next time.
(次回はもっと多くの人を募集しましょう。)

例文②:

左の画像

A: The delay was owing to unforeseen circumstances.
(遅延は予期しない事情によるものでした。)
右の画像

B: We should have a backup plan.
(バックアッププランを用意すべきです。)
naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



englishcompany



WebRTCで無料英会話