「御中」は英語で何と言えばよい?
ビジネスシーンでよく使われる「御中」。これを英語で表現するにはどうすれば良いのでしょうか?
「御中」の英語訳①To Whom It May Concern
「御中」を英語で表現する際、最も一般的なのが「To Whom It May Concern」です。この表現は、特定の個人ではなく、組織や部署宛に手紙やメールを送る際に使われます。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
① To Whom It May Concern, I am writing to inquire about your services.(御中、御社のサービスについてお伺いしたく存じます。)
② To Whom It May Concern, please find attached my resume for your review.(御中、私の履歴書を添付いたしましたのでご査収ください。)
③ To Whom It May Concern, we would like to express our interest in collaborating with your company.(御中、御社との協力に興味を持っております。)
「御中」の英語訳②Dear Sir or Madam
「Dear Sir or Madam」も「御中」の代わりに使われることがあります。こちらは、受取人が男性か女性か不明な場合に使用されるフォーマルな挨拶です。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
① Dear Sir or Madam, I am interested in the position advertised on your website.(御中、御社のウェブサイトで広告されている職に興味があります。)
② Dear Sir or Madam, could you please provide more information about your product?(御中、御社の製品についての詳細を教えていただけますか?)
③ Dear Sir or Madam, we would like to schedule a meeting at your earliest convenience.(御中、御社のご都合の良い時に会議を設定したいと思います。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説したニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。手っ取り早く違いを知りたい方はこちらをご覧ください!
To Whom It May Concern:特定の個人ではなく、組織全体や部署に向けたフォーマルな表現です。
Dear Sir or Madam:受取人の性別が不明な場合に使われるフォーマルな挨拶です。個人宛の手紙でも使われます。
「御中」を使う際によく用いられる表現
表現① address a letter
address a letterは手紙を宛てるという意味の表現です。
例文:I need to address a letter to the company.(会社宛に手紙を出す必要があります。)
表現② formal greeting
formal greetingはフォーマルな挨拶という意味です。
例文:Using a formal greeting is important in business communication.(ビジネスコミュニケーションではフォーマルな挨拶を使うことが重要です。)
「御中」を使う際に一緒に使われやすい単語
英単語 | 日本語訳 |
---|---|
Recipient | 受取人 |
Organization | 組織 |
Department | 部署 |
Correspondence | 通信 |
まとめ
「御中」を英語で表現する際には、「To Whom It May Concern」や「Dear Sir or Madam」が一般的です。それぞれの表現は、受取人が特定できない場合や性別が不明な場合に使われます。ビジネスシーンでのフォーマルな挨拶として、これらの表現を使いこなすことで、よりプロフェッショナルな印象を与えることができます。