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「しそうになる」は英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説
日本語の「しそうになる」は、何かをする寸前の状態や、ある行動を取りかけたが最終的には実行しなかった状況を表します。この表現は、英語でさまざまな方法で表現されます。ここでは、その英語表現と使い分けについて、具体的な例を交えて解説していきます。
「しそうになる」の英語訳① about to
「about to」の使用例
「about to」は、直接何かをする寸前の状態を表す際に用いられます。この表現は、主に予定されているがまだ始まっていない行動に対して使われます。
例文①:I was about to leave when you called.(あなたが電話をかけてきたとき、ちょうど出かけようとしていた。)
例文②:She was about to cry but then she smiled.(彼女は泣きそうになったが、その後笑顔になった。)
例文③:We were about to start the meeting when the fire alarm went off.(火災警報が鳴ったとき、私たちは会議を始めようとしていた。)
「しそうになる」の英語訳② on the verge of
「on the verge of」の使用例
「on the verge of」は、何かが起こりそうな非常に近い状態、特に変化や新しい状況の直前を指す表現です。感情や重大な出来事に対してよく使われます。
例文①:He was on the verge of tears.(彼は涙を流しそうになった。)
例文②:The company is on the verge of bankruptcy.(その会社は破産しそうになっている。)
例文③:She was on the verge of making a big decision.(彼女は大きな決断を下しそうになっていた。)
「しそうになる」の英語訳③ close to
「close to」の使用例
「close to」は、物理的または抽象的な距離が非常に近いことを示す際に使われますが、「しそうになる」の文脈では、ある状態や行動に非常に近いことを表すのに適しています。
例文①:I was close to giving up, but I decided to keep going.(諦めそうになったが、続けることにした。)
例文②:He was close to hitting the target.(彼は的を射そうになった。)
例文③:We are close to reaching our goal.(私たちは目標に達しそうだ。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
「about to」は、直接的に何かをする寸前の状態を指します。一方、「on the verge of」は、感情的な状態や重大な変化の直前を強調する際に使用されます。「close to」は、物理的または抽象的な距離が非常に近いことを表すのに適しており、目標や成果に対して用いられることが多いです。
「しそうになる」を使う際によく用いられる表現
表現① almost
「almost」は、「ほとんど」や「もう少しで」という意味で、何かが実際には起こらなかったが、非常に近かった状況を表すのに使われます。
例文:I almost fell.(もう少しで転びそうになった。)
表現② nearly
「nearly」と「almost」はほぼ同じ意味ですが、「nearly」は特に数値や量に近いことを強調する際によく使われます。
例文:She nearly won the race.(彼女はほとんどレースに勝ちそうになった。)
まとめ
この記事では、「しそうになる」という日本語表現を英語でどのように表現するか、その使い分けについて解説しました。「about to」、「on the verge of」、「close to」などの表現は、文脈やニュアンスに応じて適切に使い分けることが重要です。また、「almost」や「nearly」などの表現も、似たような状況を表す際に有用です。英語を学ぶ際には、これらの表現を適切に使い分けることで、より豊かな表現が可能になります。