「障害者」の英語訳にはいくつかの選択肢があり、それぞれの文脈に応じて適切に使い分けることが重要です。この記事では、各英語訳とその使用方法、ニュアンス、そして誤用例について詳しく解説します。
障害者の英訳候補一覧
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各英単語の使い分け・使用例
各単語の発音
目次
「障害者」の英語訳① disabled person
「disabled person」は、障害のある人を指します。一般的に広く使われる表現ですが、文脈によっては差別的とされることもあります。
例文:
例文②:
「障害者」の英語訳② person with disabilities
「person with disabilities」は、障害のある人をより尊重した表現です。近年、ポリティカル・コレクトネスの観点から推奨されています。
例文:
例文②:
「障害者」の英語訳③ handicapped person
「handicapped person」は、障害のある人を意味しますが、現代では差別的とされることが多いため、使用は避けられます。
例文:
例文②:
「障害者」の英語訳④ person with special needs
「person with special needs」は、特別なニーズを持つ人を意味し、教育や医療の文脈でよく使われます。
例文:
例文②:
「障害者」の英語訳⑤ differently-abled person
「differently-abled person」は、異なる能力を持つ人を意味し、ポジティブな表現として使われます。
例文:
例文②:
「障害者」の英語訳⑥ challenged person
「challenged person」は、困難を抱える人を意味し、ポジティブなニュアンスを持つ表現です。
例文:
例文②:
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
それぞれのニュアンスと誤用・誤解の例
1. disabled person
適切な使用:
意図: 障害のある人を指します。
事例: “The building has facilities for disabled persons.”
意味: その建物には障害のある人のための施設があります。
誤用・誤解の例:
誤用の例: 「disabled」を「無力な」や「無能な」の意味で使う
説明: 「disabled」は身体的または精神的な障害を意味します。
2. person with disabilities
適切な使用:
意図: 障害のある人を尊重して指します。
事例: “We need to create more opportunities for persons with disabilities.”
意味: 障害のある人々のためにもっと多くの機会を作る必要があります。
誤用・誤解の例:
誤用の例: 「disabilities」を特定の能力不足として使う
説明: 「disabilities」は広範な障害を指します。
3. handicapped person
適切な使用:
意図: 障害のある人を指しますが、現代では差別的とされることが多いです。
事例: “There are special parking spaces for handicapped persons.”
意味: 障害のある人のための特別な駐車スペースがあります。
誤用・誤解の例:
誤用の例: 「handicapped」を「不利な立場にある」という意味で使う
説明: 「handicapped」は障害を持つ人を意味します。
4. person with special needs
適切な使用:
意図: 特別なニーズを持つ人を指します。
事例: “Schools should have programs for persons with special needs.”
意味: 学校には特別なニーズを持つ人のためのプログラムがあるべきです。
誤用・誤解の例:
誤用の例: 「special needs」を一般的なニーズとして使う
説明: 「special needs」は特定の支援や配慮が必要な状態を指します。
5. differently-abled person
適切な使用:
意図: 異なる能力を持つ人を指します。
事例: “Differently-abled persons have unique talents.”
意味: 異なる能力を持つ人々は独自の才能を持っています。
誤用・誤解の例:
誤用の例: 「differently-abled」を「通常と異なる能力」という意味で使う
説明: 「differently-abled」は異なる能力を持つ人を指します。
6. challenged person
適切な使用:
意図: 困難を抱える人を指します。
事例: “The company is committed to hiring challenged persons.”
意味: その会社は困難を抱える人々の雇用に力を入れています。
誤用・誤解の例:
誤用の例: 「challenged」を「挑戦する」という意味で使う
説明: 「challenged」は困難を抱える人を指します。
「障害者」の英語の発音の仕方とカタカナ表記
各単語の発音記号と、それをカタカナでの近似表記を以下に示します。発音記号は、国際音声記号(IPA)に基づいています。
1. disabled person
- 発音記号: /dɪˈseɪbld ˈpɜːrsən/
- カタカナ表記: ディセイブルド パーソン
2. person with disabilities
- 発音記号: /ˈpɜːrsən wɪð ˌdɪsəˈbɪlɪtiz/
- カタカナ表記: パーソン ウィズ ディサビリティーズ
3. handicapped person
- 発音記号: /ˈhændɪˌkæpt ˈpɜːrsən/
- カタカナ表記: ハンディキャップト パーソン
4. person with special needs
- 発音記号: /ˈpɜːrsən wɪð ˈspɛʃəl nidz/
- カタカナ表記: パーソン ウィズ スペシャル ニーズ
5. differently-abled person
- 発音記号: /ˈdɪfrəntli ˈeɪbld ˈpɜːrsən/
- カタカナ表記: ディフレントリー エイブド パーソン
6. challenged person
- 発音記号: /ˈʧælənʤd ˈpɜːrsən/
- カタカナ表記: チャレンジド パーソン
「障害者」に関連する英単語一覧
英単語 | 日本語訳 | リンク |
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inclusion | インクルージョン | weblioで解説を読む |
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accessible | アクセスしやすい | weblioで解説を読む |
「障害者」を使う際によく用いられる表現
ここでは、「障害者」に関連する英語表現をいくつか紹介します。これらの表現を使いこなすことで、障害者について効果的に伝えることができます。
表現① promote accessibility
「promote accessibility」は「アクセシビリティを促進する」という意味の表現です。
例文②:
表現② advocate for inclusion
「advocate for inclusion」は「包括を推進する」という意味の表現です。
例文②:
表現③ ensure equity
「ensure equity」は「公平を確保する」という意味の表現です。
例文②:
表現④ support empowerment
「support empowerment」は「エンパワーメントを支援する」という意味の表現です。
例文②:
表現⑤ foster diversity
「foster diversity」は「多様性を促進する」という意味の表現です。
例文②: