障害者は英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

障害者は英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「障害者」の英語訳にはいくつかの選択肢があり、それぞれの文脈に応じて適切に使い分けることが重要です。この記事では、各英語訳とその使用方法、ニュアンス、そして誤用例について詳しく解説します。

障害者の英訳候補一覧

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各英単語の使い分け・使用例
各単語の発音

「障害者」の英語訳① disabled person

「disabled person」は、障害のある人を指します。一般的に広く使われる表現ですが、文脈によっては差別的とされることもあります。

例文:

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A: The building has facilities for disabled persons.
(この建物には障害のある人のための設備があります。)

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B: That’s great for accessibility.
(それはアクセシビリティにとって素晴らしいことです。)

例文②:

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A: How can we support disabled persons better?
(障害のある人々をどのようにより良く支援できますか?)

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B: By providing more inclusive environments.
(より包括的な環境を提供することです。)

「障害者」の英語訳② person with disabilities

「person with disabilities」は、障害のある人をより尊重した表現です。近年、ポリティカル・コレクトネスの観点から推奨されています。

例文:

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A: We need to create more opportunities for persons with disabilities.
(障害のある人々のためにもっと多くの機会を作る必要があります。)

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B: Inclusion is very important.
(包括は非常に重要です。)

例文②:

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A: Persons with disabilities face many challenges.
(障害のある人々は多くの課題に直面しています。)

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B: We must work to overcome them.
(それらを克服するために努力しなければなりません。)

「障害者」の英語訳③ handicapped person

「handicapped person」は、障害のある人を意味しますが、現代では差別的とされることが多いため、使用は避けられます。

例文:

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A: There are special parking spaces for handicapped persons.
(障害のある人のための特別な駐車スペースがあります。)

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B: It’s essential for their convenience.
(彼らの便利さのために必要です。)

例文②:

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A: Handicapped persons need accessible facilities.
(障害のある人々にはアクセスしやすい設備が必要です。)

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B: It’s a matter of fairness.
(それは公平の問題です。)

「障害者」の英語訳④ person with special needs

「person with special needs」は、特別なニーズを持つ人を意味し、教育や医療の文脈でよく使われます。

例文:

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A: Schools should have programs for persons with special needs.
(学校には特別なニーズを持つ人のためのプログラムがあるべきです。)

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B: It helps them to integrate better.
(それは彼らの統合を助けます。)

例文②:

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A: We need more resources for persons with special needs.
(特別なニーズを持つ人のためにもっと多くの資源が必要です。)

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B: It’s essential for their development.
(それは彼らの成長にとって不可欠です。)

「障害者」の英語訳⑤ differently-abled person

「differently-abled person」は、異なる能力を持つ人を意味し、ポジティブな表現として使われます。

例文:

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A: Differently-abled persons have unique talents.
(異なる能力を持つ人々は独自の才能を持っています。)

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B: We should appreciate their contributions.
(彼らの貢献を評価すべきです。)

例文②:

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A: How can we support differently-abled persons?
(異なる能力を持つ人々をどのように支援できますか?)

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B: By recognizing their potential.
(彼らの可能性を認識することです。)

「障害者」の英語訳⑥ challenged person

「challenged person」は、困難を抱える人を意味し、ポジティブなニュアンスを持つ表現です。

例文:

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A: The company is committed to hiring challenged persons.
(その会社は困難を抱える人々の雇用に力を入れています。)

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B: It’s a great initiative for diversity.
(それは多様性のための素晴らしい取り組みです。)

例文②:

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A: How can we better support challenged persons in the workplace?
(職場で困難を抱える人々をどのようにより良く支援できますか?)

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B: By creating an inclusive environment.
(包括的な環境を作ることです。)

それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

それぞれのニュアンスと誤用・誤解の例

1. disabled person

適切な使用:
意図: 障害のある人を指します。
事例: “The building has facilities for disabled persons.”
意味: その建物には障害のある人のための施設があります。

誤用・誤解の例:
誤用の例: 「disabled」を「無力な」や「無能な」の意味で使う

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A: He is disabled in math.
(彼は数学が無力です。)

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B: Do you mean he has difficulties in math?
(彼は数学に困難を抱えているということですか?)

説明: 「disabled」は身体的または精神的な障害を意味します。

2. person with disabilities

適切な使用:
意図: 障害のある人を尊重して指します。
事例: “We need to create more opportunities for persons with disabilities.”
意味: 障害のある人々のためにもっと多くの機会を作る必要があります。

誤用・誤解の例:
誤用の例: 「disabilities」を特定の能力不足として使う

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A: She has disabilities in sports.
(彼女はスポーツに障害を持っています。)

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B: Do you mean she isn’t good at sports?
(彼女はスポーツが得意ではないということですか?)

説明: 「disabilities」は広範な障害を指します。

3. handicapped person

適切な使用:
意図: 障害のある人を指しますが、現代では差別的とされることが多いです。
事例: “There are special parking spaces for handicapped persons.”
意味: 障害のある人のための特別な駐車スペースがあります。

誤用・誤解の例:
誤用の例: 「handicapped」を「不利な立場にある」という意味で使う

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A: He is handicapped in this game.
(彼はこのゲームで不利です。)

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B: Do you mean he is at a disadvantage?
(彼は不利な立場にあるということですか?)

説明: 「handicapped」は障害を持つ人を意味します。

4. person with special needs

適切な使用:
意図: 特別なニーズを持つ人を指します。
事例: “Schools should have programs for persons with special needs.”
意味: 学校には特別なニーズを持つ人のためのプログラムがあるべきです。

誤用・誤解の例:
誤用の例: 「special needs」を一般的なニーズとして使う

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A: He has special needs for this project.
(彼はこのプロジェクトのために特別なニーズを持っています。)

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B: Do you mean he has specific requirements?
(彼は特定の要件を持っているということですか?)

説明: 「special needs」は特定の支援や配慮が必要な状態を指します。

5. differently-abled person

適切な使用:
意図: 異なる能力を持つ人を指します。
事例: “Differently-abled persons have unique talents.”
意味: 異なる能力を持つ人々は独自の才能を持っています。

誤用・誤解の例:
誤用の例: 「differently-abled」を「通常と異なる能力」という意味で使う

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A: He is differently-abled in sports.
(彼はスポーツで異なる能力を持っています。)

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B: Do you mean he has a unique talent in sports?
(彼はスポーツで独特の才能を持っているということですか?)

説明: 「differently-abled」は異なる能力を持つ人を指します。

6. challenged person

適切な使用:
意図: 困難を抱える人を指します。
事例: “The company is committed to hiring challenged persons.”
意味: その会社は困難を抱える人々の雇用に力を入れています。

誤用・誤解の例:
誤用の例: 「challenged」を「挑戦する」という意味で使う

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A: He is challenged in math.
(彼は数学に挑戦しています。)

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B: Do you mean he has difficulties in math?
(彼は数学に困難を抱えているということですか?)

説明: 「challenged」は困難を抱える人を指します。

「障害者」の英語の発音の仕方とカタカナ表記

各単語の発音記号と、それをカタカナでの近似表記を以下に示します。発音記号は、国際音声記号(IPA)に基づいています。

1. disabled person

  • 発音記号: /dɪˈseɪbld ˈpɜːrsən/
  • カタカナ表記: ディセイブルド パーソン

2. person with disabilities

  • 発音記号: /ˈpɜːrsən wɪð ˌdɪsəˈbɪlɪtiz/
  • カタカナ表記: パーソン ウィズ ディサビリティーズ

3. handicapped person

  • 発音記号: /ˈhændɪˌkæpt ˈpɜːrsən/
  • カタカナ表記: ハンディキャップト パーソン

4. person with special needs

  • 発音記号: /ˈpɜːrsən wɪð ˈspɛʃəl nidz/
  • カタカナ表記: パーソン ウィズ スペシャル ニーズ

5. differently-abled person

  • 発音記号: /ˈdɪfrəntli ˈeɪbld ˈpɜːrsən/
  • カタカナ表記: ディフレントリー エイブド パーソン

6. challenged person

  • 発音記号: /ˈʧælənʤd ˈpɜːrsən/
  • カタカナ表記: チャレンジド パーソン

「障害者」に関連する英単語一覧

英単語 日本語訳 リンク
accessibility アクセシビリティ weblioで解説を読む
inclusion インクルージョン weblioで解説を読む
equality 平等 weblioで解説を読む
diversity 多様性 weblioで解説を読む
support 支援 weblioで解説を読む
advocacy 擁護 weblioで解説を読む
rehabilitation リハビリテーション weblioで解説を読む
integration 統合 weblioで解説を読む
accommodation 配慮 weblioで解説を読む
barrier-free バリアフリー weblioで解説を読む
equity 公平 weblioで解説を読む
inclusive 包括的 weblioで解説を読む
participation 参加 weblioで解説を読む
empowerment エンパワーメント weblioで解説を読む
accessible アクセスしやすい weblioで解説を読む

「障害者」を使う際によく用いられる表現

ここでは、「障害者」に関連する英語表現をいくつか紹介します。これらの表現を使いこなすことで、障害者について効果的に伝えることができます。

表現① promote accessibility

「promote accessibility」は「アクセシビリティを促進する」という意味の表現です。

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A: We need to promote accessibility in public places.
(公共の場所でアクセシビリティを促進する必要があります。)

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B: It ensures equal opportunities for everyone.
(それはすべての人に平等な機会を保証します。)

例文②:

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A: How can we promote accessibility in schools?
(学校でアクセシビリティをどのように促進できますか?)

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B: By providing accessible facilities and resources.
(アクセスしやすい設備や資源を提供することです。)

表現② advocate for inclusion

「advocate for inclusion」は「包括を推進する」という意味の表現です。

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A: We should advocate for inclusion in the workplace.
(職場での包括を推進するべきです。)

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B: It creates a more diverse and productive environment.
(それはより多様で生産的な環境を作ります。)

例文②:

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A: Inclusion in education is vital.
(教育における包括は重要です。)

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B: It ensures that every student has a chance to succeed.
(それはすべての学生が成功する機会を保証します。)

表現③ ensure equity

「ensure equity」は「公平を確保する」という意味の表現です。

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A: Policies should ensure equity for all employees.
(政策はすべての従業員に対して公平を確保するべきです。)

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B: This leads to a more just workplace.
(これはより公正な職場をもたらします。)

例文②:

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A: How can we ensure equity in healthcare?
(医療において公平をどのように確保できますか?)

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B: By providing equal access to services for all patients.
(すべての患者に平等なサービスへのアクセスを提供することです。)

表現④ support empowerment

「support empowerment」は「エンパワーメントを支援する」という意味の表現です。

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A: We need to support empowerment for persons with disabilities.
(障害のある人々のエンパワーメントを支援する必要があります。)

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B: Empowerment helps them to achieve their goals.
(エンパワーメントは彼らが目標を達成するのを助けます。)

例文②:

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A: How can we support empowerment in the community?
(コミュニティでエンパワーメントをどのように支援できますか?)

右の画像

B: By providing resources and opportunities.
(資源と機会を提供することです。)

表現⑤ foster diversity

「foster diversity」は「多様性を促進する」という意味の表現です。

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A: We should foster diversity in our team.
(私たちのチームで多様性を促進するべきです。)

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B: It leads to more innovative solutions.
(それはより革新的な解決策をもたらします。)

例文②:

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A: How can we foster diversity in our organization?
(私たちの組織で多様性をどのように促進できますか?)

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B: By embracing different perspectives and backgrounds.
(異なる視点と背景を受け入れることです。)

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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