「摘要」は英語で何と言えばよい?
みなさん、「摘要」という言葉を使ったことはありますか?ビジネスや学術の場面でよく耳にするこの言葉、英語ではどのように表現するのでしょうか?
「摘要」の英語訳①summary
摘要の英語訳として最も一般的なのが「summary」です。summaryは、文章や話の要点を簡潔にまとめたものを指します。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
①The report includes a summary of the findings.(報告書には調査結果の要約が含まれています。)
②Please provide a summary of the meeting.(会議の概要を教えてください。)
③The book begins with a brief summary of the previous chapter.(その本は前の章の簡単な要約から始まります。)
「摘要」の英語訳②abstract
abstractも「摘要」として使われますが、特に学術論文や研究発表の要約として用いられることが多いです。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
①The abstract of the paper summarizes the main points.(論文の要旨は主要な点をまとめています。)
②I read the abstract before deciding to read the full article.(全文を読む前に要旨を読みました。)
③The conference requires an abstract submission.(その会議では要旨の提出が必要です。)
「摘要」の英語訳③digest
digestは、情報を簡潔にまとめたものという意味で「摘要」として使われることがあります。特にニュースや情報誌などで見かけることが多いです。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
①The magazine provides a digest of the week’s news.(その雑誌は今週のニュースのダイジェストを提供しています。)
②I prefer reading a digest rather than the full report.(私は全文の報告書よりもダイジェストを読む方が好きです。)
③The digest offers a quick overview of the topic.(そのダイジェストはトピックの概要を素早く提供します。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説したニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。手っ取り早く違いを知りたい方はこちらをご覧ください!
summary:文章や話の要点を簡潔にまとめたもの。一般的な場面で広く使われる。
abstract:特に学術論文や研究発表の要約。学術的な文脈で使用されることが多い。
digest:情報を簡潔にまとめたもの。ニュースや情報誌などでよく見られる。
「摘要」を使う際によく用いられる表現
表現① provide a summary
provide a summaryは要約を提供するという意味の表現です。
例文:Please provide a summary of the report.(報告書の要約を提供してください。)
表現② submit an abstract
submit an abstractは要旨を提出するという意味の表現です。
例文:You need to submit an abstract for the conference.(会議のために要旨を提出する必要があります。)
「摘要」を使う際に一緒に使われやすい単語
英単語 | 日本語訳 |
---|---|
overview | 概要 |
outline | 概略 |
recap | 再確認 |
まとめ
「摘要」を英語で表現する際には、文脈に応じて「summary」「abstract」「digest」を使い分けることが重要です。それぞれの単語が持つニュアンスを理解し、適切な場面で使うことで、より正確なコミュニケーションが可能になります。ぜひ、これらの表現を活用してみてください!