「compromised」の意味は?どのように使う?
英単語「compromised」は、何かが損なわれたり、危険にさらされた状態を表現する言葉です。これは「compromise」という単語の過去形や過去分詞形であり、通常は信頼性や安全性が低下した状態を指します。ここでは、「compromised」のさまざまな意味とその使い方について、簡単に解説していきましょう。
①「損なわれた」「危険にさらされた」の場合の使い方
「compromised」は、物事や状況が影響を受けて、それまでの性能や安全が失われたときに使います。例えば、システムのセキュリティが破られたときや、体調が悪化したときに用いられます。
例文:The security of the system was compromised by a hacker.(システムのセキュリティはハッカーによって損なわれた。)
例文:His health was compromised after the long illness.(彼の健康は長い病気の後に損なわれた。)
例文:The bridge’s structure was compromised after the earthquake.(地震の後、橋の構造が危険にさらされた。)
実際の使用例
これまでに「compromised」の意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこの言葉がどのように使われるかを見てみましょう。
A: I heard the company’s data was compromised. Is that true?
(その会社のデータが損なわれたって聞いたけど、本当なの?)
B: Unfortunately, yes. They’re working on securing everything now.
(残念ながら本当だよ。今、すべてを守るために対策を講じているんだ。)
A: That’s a serious issue. Hope they fix it soon.
(それは大問題だね。早く解決するといいな。)
B: Absolutely. Data security is crucial nowadays.
(本当に。今の時代、データの安全はとても大切だからね。)
「compromised」と似ている単語・同じように使える単語
jeopardized
「jeopardized」という単語も「危険にさらされた」という意味があり、「compromised」と同様に使えますが、より深刻な危機のニュアンスがあります。
例文:The project was jeopardized by lack of funding.(プロジェクトは資金不足で危険にさらされた。)
undermined
「undermined」は「弱体化した」「損なわれた」という意味で、「compromised」に近い使い方ができます。特に権威や信頼が揺らいでいることを表現するときに使われます。
例文:Her authority was undermined by constant criticism.(彼女の権威は絶え間ない批判で弱体化した。)
それぞれの使い分け方
「compromised」:一般的に安全性や信頼性が損なわれたときに使います。
「jeopardized」:特に大きな危険やリスクにさらされたときに使います。
「undermined」:主に権威や信頼が徐々に損なわれたときに使います。
「compromised」を含む表現・熟語
「compromised」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例を挙げてみましょう。
① compromised position(不利な立場)
例文:The politician found himself in a compromised position after the scandal.(その政治家はスキャンダルの後、不利な立場に置かれた。)
② compromised immune system(損なわれた免疫系)
例文:People with a compromised immune system are more vulnerable to infections.(免疫系が損なわれている人々は、感染に対してより脆弱です。)
③ data compromised(データの漏洩)
例文:The company issued a statement after their customer data was compromised.(顧客データが漏洩した後、会社は声明を発表した。)
