「native」の意味は?どのように使う?
英単語「native」は、その土地や文化に深く根ざしている様子を表す言葉です。具体的には「出生地の」「その土地固有の」「生まれつきの」といった意味があります。ここでは、「native」のさまざまな意味とその使い方について、詳しく解説していきます。
①「出生地の」「その土地固有の」の場合の使い方
「native」は、ある特定の場所に生まれたことを強調するときに使います。例えば、その土地に特有の植物や動物について話すときにも、「native」という言葉がよく使われます。
例文:The kangaroo is native to Australia.(カンガルーはオーストラリアの固有種です。)
例文:These flowers are native to the region.(これらの花はその地域に固有のものです。)
例文:He is a native of New York City.(彼はニューヨーク市の出身です。)
②「生まれつきの」「生来の」の場合の使い方
「native」はまた、生まれつき持っている特性や性質を指すときにも使います。特に、言語スキルや才能について言及する際に用いられます。
例文:She speaks Spanish like a native.(彼女はまるでネイティブのようにスペイン語を話します。)
例文:He has a native talent for playing the piano.(彼は生まれつきピアノの才能があります。)
例文:Her native intelligence is remarkable.(彼女の生来の知性は素晴らしいです。)
実際の使用例
これまでに「native」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Are these trees native to this area?
(これらの木はこの地域に固有のものですか?)
B: Yes, they’ve been growing here for centuries.
(はい、何世紀もここで育っています。)
A: She sounds like a native speaker when she speaks French.
(彼女がフランス語を話すとき、ネイティブスピーカーのように聞こえます。)
B: I know, she’s really good at it!
(そうだよね、彼女は本当に上手だよね!)
「native」と似ている単語・同じように使える単語
indigenous
「indigenous」は「その土地に元々存在する」という意味があり、「native」と似た使い方ができます。ただし、特にその土地に古くから根付いているものに対して使われます。
例文:The indigenous people of the region have a rich culture.(その地域の先住民は豊かな文化を持っています。)
innate
「innate」は「生まれつき持っている」という意味で、「native」と近い使い方ができます。特に特性や能力について言及する際に使われます。
例文:She has an innate ability to learn languages.(彼女は言語を学ぶ生まれつきの能力があります。)
それぞれの使い分け方
「native」:特定の土地や文化に根ざしていることを示すときに使います。
「indigenous」:特に古くからその土地に存在するものに対して使います。
「innate」:生まれつき持っている特性や能力について言及するときに使います。
「native」を含む表現・熟語
「native」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① native speaker(ネイティブスピーカー)
例文:English native speakers often use idioms.(英語のネイティブスピーカーはよくイディオムを使います。)
② native land(母国)
例文:He always speaks fondly of his native land.(彼はいつも母国について愛情深く語ります。)
③ native to the bone(生粋の)
例文:She is native to the bone when it comes to her hometown.(彼女は故郷に関しては生粋です。)
