「victim」の意味は?どのように使う?
英単語「victim」には「被害者」や「犠牲者」という意味があります。何か不幸な出来事や犯罪の影響を受けた人を指すときに使われます。この単語は、事故や犯罪、または災害などで被害を受けた場合によく使われます。ここでは、「victim」のさまざまな意味とその使い方について、詳しく見ていきましょう。
- 被害者
- 犠牲者
①「被害者」の場合の使い方
「victim」には「被害者」という意味があります。犯罪や事故で不当に苦しむ人を指して使われます。
例文:The victim of the robbery was unharmed but shaken.(強盗の被害者は無事だったが、動揺していた。)
例文:She is a victim of identity theft.(彼女は個人情報盗難の被害者です。)
例文:The police interviewed the victim to gather more information.(警察はさらなる情報を得るために被害者に聞き取りを行った。)
②「犠牲者」の場合の使い方
「victim」はまた「犠牲者」という意味も持っています。事故や天災、戦争などで命を落としたり、苦しんだりする人を指す場合に使います。
例文:The earthquake left many victims in its wake.(地震は多くの犠牲者を出した。)
例文:He became a victim of the tragic accident.(彼はその悲劇的な事故の犠牲者となった。)
例文:Memorials were held for the victims of the disaster.(その災害の犠牲者を追悼する式が行われた。)
実際の使用例
これまでに「victim」の意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこの単語がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Did you hear about the fire in the apartment building?
(アパートの火事のこと聞いた?)
B: Yes, it’s tragic. I hope the victims receive the help they need.
(ええ、本当に悲しいね。被害者たちが必要な支援を受けられるといいね。)
A: Many victims of the flood are seeking shelter.
(洪水の多くの被害者が避難所を求めているよ。)
B: It’s devastating. We should do what we can to help.
(本当に心が痛むね。できることをして助けなきゃね!)
「victim」と似ている単語・同じように使える単語
casualty
「casualty」という単語も「犠牲者」という意味がありますが、通常は戦闘や事故で負傷したり死亡したりした人を指すことが多いです。
例文:The battle resulted in many casualties.(その戦闘で多くの犠牲者が出た。)
prey
「prey」は「犠牲者」として使われることがありますが、通常は動物が捕食者に襲われるときに使われます。
例文:The lion caught its prey swiftly.(ライオンは素早く獲物を捕まえた。)
それぞれの使い分け方
「victim」:一般的な被害者や犠牲者を示すときに使います。
「casualty」:特に戦闘や事故での犠牲者を指すときに使います。
「prey」:動物の捕食関係における「犠牲者」を表現するときに使います。
「victim」を含む表現・熟語
「victim」は単独で使われることも多いですが、特定の表現や熟語の中にも見られます。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① victim of circumstance(状況の犠牲者)
例文:He felt like a victim of circumstance, unable to change his fate.(彼は状況の犠牲者のように感じ、自分の運命を変えることができなかった。)
② victim mentality(被害者意識)
例文:She needed to overcome her victim mentality to move forward.(彼女は前に進むために被害者意識を克服する必要があった。)
③ fall victim to(~の犠牲になる)
例文:Many businesses fell victim to the economic downturn.(多くの企業が景気後退の犠牲となった。)