「rather」の意味は?どのように使う?
英単語「rather」には「むしろ」「かなり」「やや」といったさまざまなニュアンスがあります。どの場面でどのように使うのか、具体的な例を交えながら解説していきますね!
- むしろ
- かなり
- やや
- 正確には
①「むしろ」の場合の使い方
「rather」は「むしろ」という意味で、何かを選ぶ際に他の選択肢よりも好ましいことを示すときに使います。
例文:I would rather stay home than go out.(外出するよりむしろ家にいたい。)
例文:She prefers tea rather than coffee.(彼女はコーヒーよりもむしろお茶を好む。)
②「かなり」の場合の使い方
「rather」は「かなり」という意味で、程度が予想以上であることを表すときに使います。この使い方は、ちょっと意外なニュアンスを表現するのに便利ですね。
例文:The movie was rather good.(その映画はかなり良かった。)
例文:He is rather tall for his age.(彼はその年齢にしてはかなり背が高い。)
③「やや」の場合の使い方
「rather」は「やや」という意味で、程度が少し、あるいは少しだけ異なることを示すときに使います。
例文:The task was rather difficult, but he managed it.(その課題はやや難しかったが、彼は何とかこなした。)
例文:I find this book rather interesting.(この本はやや面白いと思う。)
④「正確には」の場合の使い方
「rather」は「正確には」という意味で、何かを修正したり、訂正するときに使います。
例文:It’s not blue, but rather green.(それは青ではなく、正確には緑だ。)
例文:He wasn’t angry, rather he was disappointed.(彼は怒っていたのではなく、正確には失望していた。)
実際の使用例
これまでに「rather」のさまざまな意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Do you want to join us for dinner, or stay home?
(夕食に参加したい?それとも家にいたい?)
B: I’d rather stay home and relax.
(むしろ家にいてリラックスしたいな。)
A: The restaurant was rather crowded, wasn’t it?
(レストランはかなり混んでたよね?)
B: Yes, but the food was rather delicious.
(そうだね、でも食事はかなり美味しかったよ。)
「rather」と似ている単語・同じように使える単語
quite
「quite」は「かなり」という意味で、「rather」と似た使い方ができますが、より肯定的に強調することが多いです。
例文:The task was quite simple.(その課題はかなり簡単だった。)
prefer
「prefer」は「むしろ~を好む」という意味で、「rather」よりも選好をはっきりと示します。
例文:I prefer tea to coffee.(私はコーヒーよりもお茶を好む。)
それぞれの使い分け方
「rather」:選択肢の比較や程度を表す際に使う。
「quite」:肯定的に強調したいときに使う。
「prefer」:選好を明示したいときに使う。
「rather」を含む表現・熟語
「rather」は特に熟語として使われることは少ないですが、以下のようなフレーズでよく使われています。
① would rather(むしろ~したい)
例文:I would rather sleep in on weekends.(週末はむしろ寝ていたい。)
② rather than(~ではなくむしろ)
例文:She chose to walk rather than drive.(彼女は車で行くよりむしろ歩くことを選んだ。)
③ or rather(もっと正確に言えば)
例文:He moved to London, or rather, a small town near it.(彼はロンドンに引っ越した、もっと正確に言えばその近くの小さな町に。)