英語「different」に続く語は from、than、to、どれも正しい

different は「違う」「異なる」「別の」などのような意味をもつ基礎的な形容詞です。よく例示される構文には「A is different from B」(AはBとは異なる)のような文があります。「different +from + (代)名詞」と記憶している方も多いのでは。

でも「AとBとは異なる」と述べる場合に different に続けて配置する前置詞は、from ばかりとは限らないのです。英語としては《than》および《to》も、まったく同じように使えて、いずれも正しい英語表現と見なされています。

  • different from
  • different than
  • different to

細かく使われ方を分析すると、 国によって、from、than、to、のどれが好んで使われるかのおおよその傾向があるようです。

than はアメリカ英語に多い

different than ~ はアメリカを中心とするアメリカ英語圏においてしばしば用いられる表現です。

「than」はもっぱら比較表現(比較級)で用いられ、接続詞として扱われますが、different の後に続く場合は前置詞と見なされます。比較級の用法の影響からか、different than ~と表現する場合は主語と動詞が揃った節を続ける言い方が好まれるようです。

Things are different than they were a year ago.
事態は1年前とは違う。

The scene was totally different than we had expected.
その光景は私達が予想していたものとは全く違った。

That house is larger than all the other buildings.
あの家は他の建物よりも大きい。


to はイギリス英語に多い

different to ~は「イギリス英語圏」、すなわち、イギリス・オーストラリア・ニュージーランドといった国地域で用いられることの多い表現です。

different to ~ のように比較の意味合いで to を用いる表現としては、compared to ~、similar to ~ などの言い方があります。

This is completely different to any other wine I’ve ever tasted.
これは今まで味わったどんなワインとも全く違う。

Life is compared to a book.
人生は一冊の本になぞらえられる。

Her bag is similar to mine.
彼女の鞄は私の鞄に似ている。


from は最も普通で万国共通

different from ~ はイギリス英語でもアメリカ英語でも多数派を占める言い方です。結局、「A is different from B」が最も無難な表現ということが言えます。

different from ~ の「from」は区別や相違のニュアンスを示す前置詞です。「tell A from B」(AをBと見分ける)も同じニュアンスです。

They are different from me.
彼らは私とは違う。

The building was far different from what he expected.
その建物は彼が予想していたものとは全く違っていた。

You are already old enough to tell good from bad.
君はもう良し悪しがわかる年頃だよ。

 

ネイティブスピーカーの中には、 different from ~の言い回しを当たり前の表現として使いこなしているだけに「from が正解」「from 以外はおかしい」と認識している方も居かねません。その意味でも多数派の different from ~が最も無難と言えそうです。





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