海外旅行をしたときや、友達からお土産でもらった外国産のお菓子の賞味期限を見たとき、いつの日付なのかすぐに判断できなかったことがあるかもしれません。
実は、同じ日にちを扱うとしても言語によってその表記の仕方は異なります。
ビジネスシーンでも必要になる英語での日付の表しかたについて、様々なパターンを参照してみましょう。
▼日付を英語で書く方法
まずは、どのようにしたら日付を正しい英語で書くことができるのか、2016年12月25日(日)を例にして見てみましょう。
まずはアメリカ式を「基礎編」としてマスターしてから、イギリスやオーストラリアなど、他の国の書き方を「応用編」として学んでいきます。
メモを取る際、カジュアルなシーンでは数字のみで日付を表す
友達と遊ぶ日にちのメモや、学校でノートを取るときの日付を記載する際は、数字のみで日付を表すことが多くあります。
「/」や「.」を使って年月日をそれぞれ区切りましょう。
12/25/2016
12/25/16
12.25.2016
フォーマルなシーンでは、月を英語で表す
契約書に書く日付やビジネスメールなど、フォーマルな場合はJanuary, Februaryというように、月を英語で表します。
また、日付は必ず序数(1st, 2nd, 3rd…)になることを忘れないようにしましょう。
December 25th, 2016
December 25, 2016
Dec. 25th, 2016
Dec. 25, 2016
英語の月の一覧表
1月 January (Jan.)
2月 February (Feb.)
3月 March (Mar.)
4月 April (Apr.)
5月 May (May.)
6月 June (Jun.)
7月 July (Jul.)
8月 August (Aug.)
9月 September (Sept.)
10月October (Oct.)
11月November (Nov.)
12月December (Dec.)
スラッシュ・簡略化英語の複合形
Dec/25/2016
Dec/25/16
年月日に曜日も合わせて記載したい場合
日付に数字を使わない場合は、カンマの場所が年号の前だけとなります。
Sunday, December 25th, 2016
December 25th, 2016
December 25, 2016
Sun, Dec 25, 2016
Sunday, the twenty-fifth, December 2016
Sunday,the Twenty-fifth of December, 2016.
▼口頭で日付を伝えるときの英語表現
文字で日付を伝える際と同じく、口頭で、日付を伝える際にも複数の読み方があります。口語の際には、筆記の際に省略されていたものもすべて読む必要があるので、注意しましょう。
4月20日 Apr. 20thを例にとってみていきます。
日付を英語で伝える
月→日の順で読む場合
日+of+月の順で読む
さらに、曜日がつくと、4月20日(水) Wed. Apr. 20thは
となります。
年号を英語で伝える
日付だけではなく、年号の読み方にも複数のルールがあります。
二桁ずつ区切って読む
基本的には、二桁ずつ区切って読むのがルールで、例えば1965年の場合は下記のようになります。
1965
Nineteen Sixty-five
百の位が0の場合の読み方
2000年代のように、百の位が0の場合には、異なる年号の読み方があります。
まずはゼロが2つ重なるパターンで、「20とO(オー)と1」として表現する場合と、「2000と1」として表現する場合です。一見前者は複雑そうに思えるかもしれませんが、実際に口に出してみると、「2000と1」と表現するよりも発音しやすいことがわかります。
英語では0を、「Oオー」として発音することが多々あるので、抑えておきましょう。
また、2017年や2018年など百の位のみ0の場合は、「20と17」のように二桁ずつ区切る場合と、「2000と17」とがあります。
2001
Twenty oh(O) one / Two thousand one
2017
Twenty seventeen / Two thousand seventeen
国によって日付の表し方は違う
上記ではアメリカ式の日付の書き方を紹介しましたが、実はアメリカとイギリスでは、表記の順番が変わります。
ヨーロッパに共通しますが、イギリスでは25/12/2016のように 日→月→年の順に表します。または、25th December 2016のような書き方が一般的。なお、イギリス式ではアメリカ式と違い、カンマはどこにもつけません。
国やシチュエーションに合わせて適切な日付の書き方を選ぼう
このように、日本=年月日、アメリカ=月日年、イギリス=日月年という違いがあります。
それぞれ、メール・ビジネスなどで用途が異なるため、用途とマナーにそったものを選びましょう。