英語の「was able to」 と「could」の違いと使い分け方

was able to」と「could」は、どちらも、日本語にするなら「できた」と訳し得る表現です。助動詞で過去形という点も共通しています。でも両者には使い方・使われ方に違いがあり、場面に応じて使い分ける必要があります。

さて例題。「彼は大学に合格できた」という例文を英語に訳すなら、「could」と「was able to」のどちらを使えば良いでしょうか?

 

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回答:「彼は大学に合格できた」の訳文としては「was able to」の方が適切といえます。

was able to は万能型で純粋な表現

「was able to」 と「could」の使い分けを考える際に、まず意識しておくべき要素として、 could には能力・可能性を示す用法の他に仮定・婉曲的表現で用いられる場合があるという点があります。むしろ、仮定や婉曲のニュアンスの方が色濃い助動詞です。

他方、was able to は純粋に「可能であった」という意味のみを示す表現です。かつ「可能であった」と言いたい状況なら、まずどんな場面でも使えます。

というわけで、ここではまず仮定の用法との混同を避けるという点から「was able to」を用いた方が適切と判断できます。

He was able to pass the entrance exam of the university.
彼は大学に合格できた


could は「過去の習慣」「否定文」「感覚動詞」を伴う場面に限る

could は仮定および婉曲の意味合いで多く用いられる語であり、could が用いられる文はまず仮定か婉曲の意味で解釈されてしまいます。基本的には「できた」の意味での使用は避けられるといってよいでしょう。

ただ、過去の習慣(かつて継続的に行っていた事柄)を述べる場合や、否定文、あるいは感覚動詞を伴う文に限っては  could も「できた」の意味で用いられます。

He could run fast.
彼は走るのが速かった

I could not get a job right after graduating from college.
大学卒業後すぐには就職できなかった

「過去の習慣」は継続性が認められる事柄でなければならず、1回性の出来事(過去に単発で「できた」事例)については、やはり誤用を避ける意味で couldではなく was able to が使用されます。

could が使える文で was able to を使うことも、もちろん可能です。


否定文では「could」と「was able to」が等価扱い

否定文では、 was able to と could は区別されず同じように用いることができます。例題として挙げた「彼は大学に合格できた」も、もし否定文(「彼は大学に合格できなかった」)だったなら、「could」と「was able to」のどちらを用いても問題なく正解です。

He was not able to pass the entrance exam of the university.
彼は大学に合格できなかった
He couldn’t pass the entrance exam of the university.
彼は大学に合格できなかった

単純に過去形で表現するという手も

could か was able to か、どちらを使うべきか? で迷ってしまったら、発想を少し変えて、シンプルに過去形で表現してしまってもよいでしょう。

日本語で「できました」と表現される場面の多くは、英語では「しました」と表現してもほとんど意味の違いがなかったりします。表現もシンプルでストレートになり、より明確に伝わる表現にできる場面が多々あります。

I was able to enjoy the party tonight.
今夜のパーティーを楽しむことができました
I enjoyed the party tonight.
今夜のパーティーは楽しかったです




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