日本でもっとも多い名字は”佐藤”さんですが、アメリカでもっとも多い名字は何か知っていますか?あなたの友達も、実は”佐藤”さんかもしれません!
1位はスミス、2位はジョンソン、3位はウィリアムズ
アメリカ商務省国勢調査局の統計によれば、アメリカでもっとも多い名字(Surname)は「スミス(Smith)」です。アメリカでのスミスさんの人口は約238万人で、100人に1人近くがスミス姓を名乗っていることになります。スミスさんの人口は圧倒的ですが、人種のるつぼであるアメリカでは様々なルーツをもつ名字が増えてきています。ヒスパニック系の名字「ガルシア(Garcia)」や「ロドリゲス(Rodriguez)」がトップ10に入っている点が印象的です。
1位・・・スミス(Smith)
2位・・・ジョンソン(Johnson)
3位・・・ウィリアムズ(Williams)
4位・・・ブラウン(Brown)
5位・・・ジョーンズ(Jones)
それぞれの名字には由来がある
例えば、「スミス(Smith)」は元々鍛冶屋という意味の単語です。「goldsmith」は「金細工師」、「tinsmith」は「ブリキ細工師」というように他の英単語とも組み合わせて使われます。スミスさんは先祖が鍛冶屋のルーツを持っているかもしれません。他にも、仕立て屋を意味する「テイラー(Taylor)」、パン屋を意味する「ベイカー(Baker)」など職業にまつわる名字が上位にランクインしています。
第2位にランクインした「ジョンソン(Johnson)」はジョン(John)の息子(son)が原義です。つまり、ジョンソンさんはジョンさんの子孫ということになります。また、第3位の「ウィリアムズ(Williams)」は、ウェールズ系の名字です。最後の「s」が「~の子孫」という意味を表すため、「ジョンソン」と同様に「ウィリアムの子(子孫)」という意味を持つ姓です。
日本の名字も地名や職業が由来になっていることが多いですが、「~の子孫」という意味を持つ名字はあまり聞きません。外国の名字の由来から、その国の文化や社会について知るのもおもしろいかもしれません。